F1 2018年のF1世界選手権
F1は2018年のF1世界選手権の全21戦の観客動員数を発表。シーズン全体で400万人以上がF1を観戦するためにサーキットを訪れた。

2018年は昨年より1戦増えて史上最多となる21戦が開催され、昨年から2万1905人(+7.83%)の増加となる409万3305名が21戦のうち少なくとも1つのセッションを観戦。週末で平均すると約20万人がサーキットを訪れたことになる。

全グランプリの3分の1となる7戦で20万人以上の動員を記録。最多の動員を記録したのはF1イギリスGPの34万4000人。以下、メキシコ(33万4946人)、メキシコ(33万4946人)、アメリカ(26万3160人)、シンガポール(26万3000人)、ベルギー(25万人)、ハンガリー(20万人)と続いている。

レース週末ごとの平均動員数は2017年と比較して2.7%上昇。日本GPを含め、4つのグランプリが10%以上の伸び率を記録した。アゼルバイジャン(+31.6%)、オーストリア(+27.6%)、日本(+20.4%)、カナダ(+11.4%)

決勝日には170万2959人が現地でレースを観戦。平均で8万1093人がサーキットでレースを観戦している。決勝日でもトップはF1イギリスGPで14万500人を記録。ルイス・ハミルトンが5回目のワールドチャンピオンを獲得したメキシコGPでは13万5407人がその現場を目撃した。また、アゼルバイジャン(+29.1%)、オーストリア(+25.2%)、バーレーン(+22.1%)、カナダ(+21.4%)、日本(+19.1%)、ハンガリー(+10.1%))が動員を伸ばしている。

2018年はフランスとドイツがカレンダーに追加され、ポール・リカールは15万人、ホッケンハイムは16万5000人を動員。前年に11万604人を動員していたマレーシアGPがなくなった穴を埋め合わせた。

F1のコマーシャルマネージングディレクターを務めるショーン・ブラッチズは「各グランプリには20万人近くの観客が集まり、シーズン中の日曜日のレースには8万人以上がグランドスタンドが詰めていた。これらの大きな数字は他のメジャースポーツイベントと比較しても有利であることを示しており、したがって、成長の傾向が確認された」とコメント。

「特にシーズンを通して行われた観客満足度の研究と結果には満足している。それらはファンを巻き込むための我々の努力がうまくいっていることを証明するものだからね。グランプリの週末のすべてのショー(F11レース、すべてのサポートシリーズとトラックのまわりの活動)がファンのために素晴らしいエクスペリエンスを構成していることが、出席と研究データによって確認されている」

「我々は、F1がまだ十分に活用されていない大きな可能性を秘めていると強く信じており、今後ファンエクスペリエンスを改善することに全力で取り組んでいる」

毎週日曜日の決勝日の81,093人の観客は、2017/18シーズンのブンデスリーガ(1試合平均44,657人)とチャンピオンズリーグ(平均46,630)を観戦した人々のほぼ2倍の数値となる。

また、2017/18年の平均試合観戦者数67,405人を記録したNFLや今年最も重要なスポーツイベントであるロシアのサッカーワールドカップ(試合平均47,371)と比較しても平均参加者数ではF1が上回る。ワールドカップのピークは、決勝の78,011人だった。

F1は、Netfluentialと共同で2018年にはグランプリに参加した5万人を超える観客への調査を実施。100人以上に綿密なインタビューを行い、アプリを通して300人以上がコメントが送信した。グランプリに参加した観客の満足度レベルを調べるために、F1の研究部が大量のデータを徹底的に分析した。

調査が行われた16戦のうち15戦で、70%の観客が経験を「とても楽しい」と判断し、最高はイギリスGPで90%、次いでオーストリアで85%だった。これら2つのレースは、ベルギー、ハンガリー、イタリアのレースと合わせて、昨年と比較して4~14%の間で上昇し、顧客満足度が最も急上昇した。

調査によると、平均65%の観客(2017年と比較して+3%)が、レース週末に提供された経験が「お金の価値に対して非常に良い、もしくはかなり良い」と感じている。レッドブル・リンクでのレースは、金額に見合う価値では前年比で最大の25%の増加を示した。一方、モンツァは+11%と大幅な上昇を示し、スパ・フランコルシャンも+8%の上昇を記録した。

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