F1 安全性
F1ドライバーは、フェリペ・マッサの事故を受け、F1の安全性を改善する必要があると考えている。

フェリペ・マッサは、ハンガリーGPで飛んできた部品が頭部に当たり、頭蓋骨を損傷した。

幸いマッサは無事だったが、先週のF2ではヘンリー・サーティースが飛んできたタイヤに当たり死亡している。

ルーベンス・バリチェロは、2つの事故は偶然の一致でなく、改善をするために行動を起こさなければならないと主張する。

「正直、僕は人生における偶然の一致を信じない。物事には理由があるし、僕はこれが第2のメッセージだと思っている。1994年のイモラはメッセージだった。クルマは改善された。残念なことに、我々は少年を失った。それは物凄く悲しいことだ」

「たった今起こったことは、偶然の一致ではない。GPDA(Grand Prix Drivers' Association)で我々は昨日それについてかなりたくさん話をした。なにかを行う必要がある。絶対に。」

「我々は座って、それを考える必要がある。クルマは非常に安全になっている。本当に安全になっていると思う。でも、目を向ける必要があるし、この事実は偶然の一致ではない」

ルイス・ハミルトンも、何かを行うために状況を話し合う必要があるとするバリチェロの意見に同意する。

「予選でクラッシュを見た。とても怖かったし、彼が無事なことを願っている。滅多に見ることではないので、このようなことが起こるのはどんなドライバーにとっても大きなショックだし、非常に残念だ」

「ポジティブなのは、GPDAとFIAが安全性において優れた進歩を遂げていることだ。ヘイキのクラッシュをみれば、バルセロナで彼はバリアの下に入ったが、ここではバリアはかなり素晴らしい仕事をしていた」

「物事には理由があると思っているし、2つの事故がこんなに短い時間で起こったことを、僕たちは無視できない」

「僕たちはそこから確実に学ばなければならないし、できるなら改善しなければならない」

一方、マッサのチームメイトであるキミ・ライコネンは、事故が不運な出来事であり、避けることができなかったと考えている。

「今日起こったことは少し不運だった。2年前に起こったかもしれないし、5年前にも起こったかもしれない」

「クルマはコックピットが開いているので、常に何かが当たる可能性がある。誰かに当たったのは初めてではないし、残念なことにドライバーは重要を負ったり、死に至ることもある。モーターレースの危険の一部だ。フェリペが非常に幸運だったのは確かだし、無事なことを期待している。でも、この問題は避けることはできない」

「問題を解決するには前に弾丸に耐えられるウインドウを付けるツールを作る必要があるだろう。これらは時々起こることだし、ほんとうに不運だ」

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カテゴリー: F1 / F1関連