シド・ワトキンス
12日に84歳で亡くなったシド・ワトキンスにF1界から多くの哀悼の意が寄せられている。

シド・ワトキンス博士は、26年間、モータースポーツの安全性向上に尽力。2004年にフルタイムでの役目を終えた後も、FIA安全性専門諮問委員会の委員長に就任し、F1の安全性の改善に努めてきた。

シド・ワトキンス博士の貢献に対し、F1チーム代表、ドライバーが哀悼の意を示した。

フランク・ウィリアムズ
「シド・ワトキンスは、F1での時間を通してドライバー全員の尊敬と称賛を得た。レーシングドライバー達が彼らの時代を通して医学的知識に加えて、いろいろなアドバイスを求めていたことを知っている。最も印象的なのは、シドがバーニー・エクレストンから高く尊敬されていたことかもしれない。彼はあらゆる点で非常に特別な人間だった。特にドライバーの安全性への彼の献身は、ドライバーの命を救うために必要な安全基準と医療レベルを達成するために終わりのない粘り強さを要求していた。シドの能力に対する私の支持は言うまでもない。事故後に彼の病院で11週間過ごしたとき、彼は見事な治療を施してくれた。その後、私は完全には動き回れないが、完全に普通で健康的なライフスタイルを続けることができる人間になった。彼への感謝は永遠だ」

ロス・ブラウン
「チーム全員がシド・ワトキンス教授が亡くなったことを聞き、とても悲しく思っている。彼の関与と情熱のおかげで、F1は彼が関与した30年の間にはるかに安全なスポーツになった。彼を知り、働けたことは喜びであり、名誉だった。感謝を表したい。我々が愛するスポーツを安全にしてくれた彼のハードワークの全てにお礼を言いたい。シドは、プロフェッショナリズム、名誉、積極的な姿勢で、モーターレーシングに要求される我々を助けるというチャレンジングなタスクを請け負うことができた。我々の哀悼の思いは、彼の家族と友人とともにある」

エイドリアン・ニューウェイ
「シド・ワトキンス教授は、長年にわたって非常に良い友人になった。彼はスポーツの偉大な人物のひとりであり、安全性の進歩とともにその特性を地味に変えてきた。彼はあらゆる面で非常にモーターレースに熱心であり、あらゆるレベルでその健全性を確実にしようとしてきた。彼の死は深い悲しみをもって惜しまれている」

クリスチャン・ホーナー
「シド・ワトキンス教授が亡くなったことを知り、本当に悲しい。彼のF1の安全性への貢献は計り知れない。多くのドライバーとF1関係者は彼に非常に大きな借りがある。とりわけ、彼は本当に素敵な人物であり、人格者のひとりだった。彼の家族に心からの哀悼を表したい」

エリック・ブーリエ
「シド・ワトキンスには滅多に会うことができなかったが、F1、モータースポーツ全般に関わる者は、彼がスポーツに与えた影響をわかっている。過去、そして未来の多くのドライバーは彼に多くの借りがある。彼の情熱と献身はモータースポーツの安全面を変え、そのプロセスで多くの命を救った。我々はF1の偉人を失った。この辛い時期に彼の家族に心からの哀悼を表したい」

ロン・デニス
「今日、モーターレース界は本当に偉大な人物を失った。シド・ワトキンス教授。いいえ、彼はドライバーではなかった。いいえ、彼はエンジニアではなかった。いいえ、彼はデザイナーではなかった。彼はドクターだ。F1を今日のように安全にするために長年にわたって誰よりも多くのことをしてきたといっても過言ではないだろう。多くのドライバーと元ドライバーが、彼らの命を彼の慎重で専門的な仕事の恩になってきた。それは今日のドライバーがおそらく当然だと思っている安全レベルの大きな進歩に至った。しかし、それ以上にシドは我々の親愛なる友人だった。彼がいなくなって本当に寂しい。残された彼の妻スーザン、彼の家族に心から哀悼の意を表したい。彼は本当に偉大な男だった。実際、彼がいなければモーターレース界は違っていただろう」

ジャン・トッド
「FIAファミリー、そしてモータースポーツ・コミュニティ全体にとって本当に悲しい一日だ。シドは、彼を知り、一緒にに働いた全員から愛され、尊敬されていた。これからもすっと彼が我々のスポーツに残した安全遺産に感謝していく」

GPDA
「GPDAのF1ドライバー全員が、シド・ワトキンス博士の家族に心から哀悼の意を捧げたい。20年以上を通じた彼の非常に大きな努力のおかげで、F1は現在の安全基準を達成した。モータースポーツの安全基準と医療行為の改善させたことによるF1への彼の貢献は非常に貴重だった。彼は、医療行為を現代化さえることによって多くのF1ドライバーの命を救った。彼の仕事により、その後、多くの深刻な事故が回避されている。この悲しい時間、我々の心は彼の家族とともにある。シド・ワトキンス博士のカリスマ性と勇気は、常に世界中のサーキットで我々とともにある。我々は偉大な博士、そして友人を失ったことを寂しく思っている」

マーティン・ブランドル
「シド・ワトキンス教授が84歳で亡くなり、モータースポーツは真のビジョナリーを持った個性的な人を失った。偉大な男であり、また面白い人物でもあった。私の左足を切断から救ってくれた。シド・ワトキンスは、足が取れかかってでもいない限り、しばしば“強いウイスキーとアスピリン”を処方したものだ。彼の言い方は“なんとかなるから、ちょっと我慢しなさい”という感じだった。シドは健全なモータースポーツの“頼り”だった。決してレーシングカーに座れない多数の人々までもを助け、救い、安心させた」

ルーベンス・バリチェロ
「94年のイモラで僕の命を救ってくれたのはシド・ワトキンスだった。常にパッピーで、一緒にいて最高の男だった。我々ドライバーのためにあなたがしてくれた全てに感謝している。RIP」

ジェンソン・バトン
「シド・ワトキンス教授、安らかに...あなたがいなければ今日のモータースポーツはなかった。僕たちドライバーはあなたの働きに本当に感謝しています。“他のために生きた人生だけが、意味のある人生である”〜アルベルト・アインシュタイン。RIP、シド・ワトキンス教授」

デビッド・クルサード
「シド・ワトキンスは、僕が出会った中で最も素晴らしい人物の1人だ。彼は本当に無私無欲だった。世界は偉大な人を失った」

ルイス・ハミルトン
「シド・ワトキンス教授が亡くなった悲しい日だ。彼のスポーツへの素晴らしい貢献がなければ、僕たちドライバーの命は危険にさらされていた。彼のご家族に哀悼の意を捧げたい」

ナレイン・カーティケヤン
「R.I.P。ワトキンス教授、あなたがいなくなってみんな寂しがるだろう」

ヘイキ・コバライネン
「シド・ワトキンス教授が亡くなったと聞いて悲しい。モータースポーツ界の本物の偉人だった。R.I.P」

ニコ・ロズベルグ
「僕たちのスポーツを今日の安全な状態にするために力を貸してくれたシド・ワトキンスに感謝している。シドのご家族の皆さんも誇りを感じていることでしょう!」

ブルーノ・セナ
「RIP、シド・ワトキンス教授。残される僕たちにとって、悲しいニュースだ」

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カテゴリー: F1 / F1関連