シド・ワトキンス
“F1ドクター”として数々のドライバーの命を救ってきたシド・ワトキンス博士が84歳で死去した。

シド・ワトキンス博士は、1978年から2004年までFIA医療部隊の代表を務め、安全性向上に尽力。またコース上でクラッシュが発生した際にはF1ドクターとして数々のドライバーの命を救ってきた。1995年にアデレードでミカ・ハッキネンが大クラッシュを喫した際もシド・ワトキンス博士が活躍した。

1996年にはマリオ・アンドレッティ・アワードを受賞し、2002年には大英帝国勲章(OBE)を受賞。

またアイルトン・セナと親しかったことでも知られるシド・ワトキンス博士は、アイルトン・セナの死後、1994年にFIA安全性専門諮問委員会の委員長に就任。その後、2004年に設立されたFIAモータースポーツ安全研究所の初代会長を務めた。

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カテゴリー: F1 / F1関連