F1モナコGP 決勝 全22人ドライバーコメント ペナルティ続出の波乱戦

レースはセーフティカー2回、赤旗1回の荒れた展開となり、ピットレーン速度違反によるペナルティが続出。
ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が3位フィニッシュから7位へ降格するなど順位が大きく変動した一方、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は今季初ポイントを獲得した。
1位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「モナコで勝つのは信じられない気分だ。とても特別な週末で、長い間記憶に残るものになるだろう。今日はすべてが噛み合った日だった。マシンには大きな自信があったし、終始力強さを感じていた。このような場所で勝利を持ち帰れたことは、さらに特別な意味がある。レースという観点では、管理しなければならない重要な場面がいくつかあった。スタートはまだ僕たちが取り組んでいる部分だが、良い進歩を遂げている。最初のスタートはしっかりしていたし、2回目はタイヤの面で少し難しかったが、改善が見られたのはポジティブだ。赤旗は少しストレスになった。特にリスタートですべてが変わる可能性があると分かっていたからだ。でも僕たちはうまく対処した。最後の数周は本当に楽しめた。まだタイヤを慎重に管理する必要はあったがね。このコースは非常に集中力を要求する。プッシュすることとミスをしないことのバランスを見つけなければならないし、そのリズムに入るとすべてがまとまり始める。同時に、まだ学ぶべきことや改善すべきことがたくさんあるのも分かっている。僕はただプッシュを続け、この勢いを積み上げ続け、何よりもこの旅を楽しみ続けたい。それこそが、こうした瞬間をとても価値のあるものにしてくれる」
2位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「モナコで再び表彰台に立てたのは素晴らしいことだし、2戦連続で2位に入れたこと、そしてキミ(アントネッリ)のここでの初優勝を一緒に祝えたことも嬉しい。このレースは常にシーズンで最も厳しいレースのひとつだし、今日のコンディションはさらに難しいものだった。だから2位という結果は本当に励みになるし、チームとして築いている勢いを示している。僕たちは着実に進歩を続けているし、ここサーキットとマラネロの両方で全員が注いでいる努力に感謝している。安定して勝利を争うためにはまだ一歩必要だが、そこへ到達するために全力で取り組み続ける」
3位:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
「FP1での始まりを考えると、信じられないような結果と週末だった。レースは難しく、本当に深く踏ん張らなければならなかった。クリーンなスタートを切り、自分たちのレースを管理していたが、最初の10~15周のうちに大きなドライバビリティの問題が発生した。そんな問題が起きてほしくないコースがあるとすれば、それはここだ。だから60周以上を走り切るのは本当に大変だった。その後は赤旗が出て、何が起こるのか分からない状況になり、もう一度集中し直さなければならなかった。終盤になってもリスタートではまだパワー不足だった。本当に人生で一番長く感じたレースだったが、終わってみれば表彰台を獲得できた。スチュワードがどう判断するかは、もう自分のコントロール外だ。僕は祝ったし、表彰台にも立った。その瞬間はずっと残る。仲間たちとの時間だった。チームには心から感謝したい。僕はこの人たちを信頼している。何が起ころうと、表彰台で味わった感情はすでに経験したものだし、僕はこのチームを誇りに思っている」
4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「モナコで3つ順位を上げられたなら、それは良い一日だ。自分でオーバーテイクしたわけではないが、前方で起きた出来事をうまく利用できたし、戦略面でも賢く立ち回れた。この12ポイントは重要だった。ただ、今日はペースがあまり良くなかったし、この週末にこれほど苦戦した理由を理解する必要がある。バルセロナ、そしてシーズンの残りを見据えると、先頭との差を縮めるためにやるべきことは多い。チームの努力に感謝しているし、来週末に何ができるか見てみよう」
5位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今日は本当に、本当に嬉しい。チームにとって5位と6位という結果は素晴らしいし、特に週末のスタートを考えればなおさらだ。今のレースはリタイアするマシンも多く、かなり予測不可能だ。だからそういうチャンスが訪れたときに確実にものにすることが重要になる。正直に言って、レースはとても楽しかった。チームは今日速いマシンを用意するために本当に懸命に働いてくれた。だから最高の形で週末を終えられてとても感謝している」
6位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「今日の結果には本当に満足している。昨日の時点では想像もできなかった結果だ。だからまず、ここサーキットにいる全員、そしてファエンツァとミルトンキーンズのチームに大きな感謝を伝えたい。彼らは素晴らしい仕事をしてくれたし、ダブル入賞で終えられたことは大きな成果だ。最初のスティントは本当に長く感じた。ほとんどをトラフィックの中で過ごし、できる限りタイヤを管理することに集中していた。赤旗をうまく利用できたし、それは僕たちにとって大きなチャンスだった。最終的にはリスタートがレースで最も重要な場面だったと思う。そこからはミスをせず、最後までマシンを持ち帰ることだけを考えていた。今はすべての集中をバルセロナに向けている。昔から好きなコースなので楽しみにしている」
7位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日の結果には本当に胸が張り裂けそうだ。今はさまざまな感情が入り混じっている。限界まで攻め続けた非常に厳しい週末だっただけでなく、モナコで表彰台に立つという人生の夢を、自分にはまったく理解できない理由で奪われたからだ。僕はピットレーン速度制限を下回っていたと確信しているし、ラインよりかなり前でリミッターを作動させていた。こうしたケースで超過しないための余裕も持たせていた。だから正しく見直してもらい、チーム全員にふさわしい結果を返してほしい。これほど多くのドライバーやチームが同じ問題に引っかかったのは異例で、明らかに何かがおかしい。赤旗の時点で状況は理解していたし、ペナルティが適用されることを分かったうえで、結果を最大化するためにできる限りプッシュした。レース自体は忙しく、激しい戦いだった。ターン1でランド(ノリス)を抜き、その後はレースの大半で彼を抑え続けた。2回目のリスタートではアイザック(ハジャー)をアウト側から抜いた。だから自分自身を誇りに思えるレースだったし、チームも素晴らしい仕事をした。チームは再審査請求を提出しているので、正しい結論が導かれることを願っている。数日は自宅でリラックスし、その後はバルセロナに向けて集中する。次も良い結果を出し、このポイント獲得の流れを続けていきたい」
8位:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
「全体的には厳しい午後だったが、ポイントを獲得できたのは良かった。レース序盤は速かったが、15周目以降は解決できないデプロイメントの問題を抱えながら走っていた。カルロスと僕の両方のためにギャップを作ろうとチームプレーをしていたが、そのせいでトラックポジションの面では脆くなった。リンドブラッドを抑えようとしたが、問題の影響でストレートでタイムを失っていたため守り切れなかった。赤旗とリスタートで混乱したレースだったが、結果的には今年最もクリーンな週末だったと思うし、リズムにも乗れていてマシンとの一体感もあった。これから振り返りを行い、リセットし、シミュレーターで作業を重ねて、来週のバルセロナに臨む」
9位:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
「僕たちはすべてを正しくやった。正しい判断を下し、戦略も素晴らしかった。最後のコーナーでもトラブルを避けることができた。あそこは難しかった。とてもタフだったが、このチームのためにやり切った。20周を過ぎた時点ではレースを完走できないと思った。でも最終的に9位で終えることができた。非常にふさわしい結果だし、本当に嬉しい。決して諦めるべきではないということを示している。オーバーテイクが非常に難しいコースでは、何が起こるか分からない」
10位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「1周目とリスタートでは多くのリスクを取ったし、自分たちがいたポジションを守ることに集中した。今日は本当に難しいレースだったが、僕たちはアグレッシブな戦略を選び、3周目にピットインした。当初は1ストップで最後まで行くつもりだった。赤旗後のリスタートは助けになったし、利用できるチャンスを確実に生かした。だからレースをかなりうまく管理できたと思うし、チーム全員にとって今年初ポイントを獲得できたのは素晴らしい報酬だった」

11位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「僕のレースは実質的に始まる前から厳しいものになっていた。プラクティススタートの準備をしていたときに問題が発生し、マシンが停止した。クルーは再始動のために素晴らしい仕事をしてくれたが、ピットレーンスタートになり、モナコではそれが非常に厳しい状況を生む。一度トラフィックに捕まるとチャンスはほとんどなく、レースの大半で前進できなかった。それは残念だったし、昨日の予選から続くフラストレーションでもあった。ポジティブなのは、この週末に良いペースと良いパッケージを示せたことだ。チームは全体として素晴らしい仕事をしたと思うし、本来ならもっと良い結果に値した。2台とも完走できたのはポジティブだし、クルーは予選のダメージを修復し、僕のマシンをレースに間に合わせるために夜通し素晴らしい仕事をしてくれた。学ぶべきことはあるが、チームとして成し遂げたことと進歩し続けていることには勇気づけられている」
12位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「まずキミにおめでとうと言いたい。彼は今日も週末全体でも素晴らしい仕事をしたし、勝者にふさわしい。僕自身にとっては非常に難しいレースだった。4番手まで上がることはできていたが、ピットレーン速度違反のペナルティは理解しがたい。僕は制限速度以下だったし、その後2回目のストップでペナルティを消化しなかったことで状況がさらに悪化した。それが最終的に大きな代償となり、また無得点で終わった。受け入れるのはつらいが、諦めるつもりはない。この2レースで実質的に40ポイント近くを失った。信じられないほど悔しいが、シーズンはまだ大きく変わる可能性がある。昨年もそうだったし、過去の多くのシーズンでも同じだった。ここまでの展開は残念だが、バルセロナで立て直したい。僕は自分を信じているし、自分に何ができるかも分かっている」
13位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「週末を終えるには残念な形だった。しばらくの間はポイント圏内に入れたと思っていたが、ペナルティによってそれが失われた。リスタート後は残り周回も少なく、激しい戦いになることは分かっていた。前のマシンを避けるために反応し、イン側へ入ったが、一度そこに入るとフルロック状態で、他に行き場はなかった。カルロスはアウト側にいて接触した。週末前半に示したペースは励みになるものだっただけに、それを結果につなげられなかったのは悔しい」
14位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日は良い結果ではなかったし、週末全体の内容にも満足していない。最近は良い結果と良いフィーリングが続いていたが、ここではまったく噛み合わなかった。チームとともにレース間で原因を理解するために懸命に取り組むつもりだ。僕はバランスとブレーキング時の自信に苦しみ、ロックアップも多く、そこから立て直せなかった。後方スタートでは厳しいレースになることは分かっていたし、モナコでは順位を上げる選択肢も限られている。レース中盤にピットインしたが、先に止まったマシンにアンダーカットを許した。セーフティカーと赤旗によってトラックポジションも失い、レースは事実上リセットされた。僕たちは他の多くのマシンと同様にピットレーン速度違反のペナルティを抱えていることも分かっていた。スタンディングリスタート後は非常に混乱していて、アストンマーティンの1台に押し出されてフロントウイングを壊した。ヘアピンの先ではレーシングライン上で遅く走るウィリアムズを全員が避けていて、その際にカルロスに接触してしまった。彼には申し訳なく思っている。全体として長くフラストレーションの溜まるレースであり、週末だった。数日後のバルセロナではより強く戻ってきたい」
15位:セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
「チームにとって素晴らしい一日だった。振動があり、本当に難しいレースだった。ある時点ではマシンをリタイアさせることも考えたほどだったが、僕たちは諦めなかった。プッシュを続け、集中を切らさず走り続けた。そしてレースがもう一度チャンスを与えてくれた。リスタートは良くなかったが、1周目は素晴らしく、多くのマシンをオーバーテイクできた。最終的にはコース上で10位でフィニッシュした。ペナルティは残念だった。リスタートによって何か利益を得たわけではなかったからだ。でもそれが現実だし、今日成し遂げたことの価値が失われるわけではない」
DNF:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「僕たちはレースをうまく管理していたし、赤旗とリスタートまでは全体的にとても良いペースがあった。正直に言って、リスタートであのコーナーで接触されたことは受け入れがたい。でも残念ながら、僕にできることは何もなかった。あのような形で週末を終え、ポイントを失ったのは本当に悔しい。特にチームがマシンを開発し、より安定してポイント圏内で戦えるように懸命に取り組んできた後だからだ。悔しい気持ちはあるが、ポジティブな面を見て、バルセロナでもう一度挑みたい」
DNF:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「母国レースをこのような形で終えるのは残念だ。最終コーナーでリアブレーキに問題が発生し、ウォールにヒットした。この週末から持ち帰れるポジティブな点は、解決策が見つかっていて、ブレーキのセッティングを調整する予定だということだ」
DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「僕たちはシーズンを通してドライバビリティの問題に対処してきたし、今週末も同じだった。加速と減速が安定せず、コーナーごとに挙動が変わる。ほとんどのサーキットではランオフエリアがあるので対処できるが、ここでは壁が本当に近く、どんな問題でもバリアに突っ込む原因になる。それがトラックリミットを取られていた大きな理由でもあった。レース後に詳しく調査するし、チームは来週のバルセロナに向けて改善を続ける」
DNF:ランド・ノリス(マクラーレン)
「僕たちの週末ではなかったし、残念ながらまたチームにとってDNFになった。金曜日から問題に直面し、チームは土曜日の午前4時まで作業してマシンをコースへ戻してくれた。それでもレースでは別の問題に遭遇した。全員にとって厳しく、フラストレーションの溜まる状況だ。改善するために大きな努力をしているのに、今は信頼性の問題が僕たちを苦しめている。僕たちは顔を上げて前を向き続ける。改善しなければならない部分は分かっているし、信頼性が最優先事項だ。チームの献身には感謝しているし、その努力に応えるためにも全力を尽くしたい。バルセロナでは本来の姿を取り戻し、次戦で何ができるかを示したい」
DNF:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
「全体的に難しい週末だった。予選ではマシンに素晴らしいペースがあっただけに、『もしも』を考えてしまう。昨日の予選結果から考えても、ここで何かを成し遂げるのは難しかったし、それが現実になった。今日は本当に厳しい一日だった。ダメージを負い、1周目にピットへ入る必要があったので、その後は奇跡が必要だった。でもその奇跡は起きなかった。ただ、エステバンがポイントを獲得できたことは嬉しい。来週のバルセロナに向けて気持ちを切り替えたい」
DNF:バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)
「レース前からブレーキ温度が問題になる可能性は分かっていた。1周目からかなり管理していたにもかかわらず、温度をコントロールすることができず、最終的にはリタイアするしかなかった。独特なサーキットで厳しい週末になったが、それでもポジティブな兆しは見えている。またひとつ学びを得られるレースだったし、今後こうした問題を改善し、防げるようにしたい」
DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「今日何が起きたのかはまだ分かっていないが、問題はエンジンに関連していたと考えている。フォーメーションラップの時点で何かがおかしいと感じていたし、スタート前の状態もひどかった。まったく一貫性がなく、スタートではエンジンが完全に失速した。クラッチをつないだ瞬間に止まり、パワーがなかった。少しパワーが戻った後も状況はめちゃくちゃで、ゆっくり戻るしかなかった。そこまではすべてが本当に順調だっただけに、とても残念だ。週末を通してマシンの感触は素晴らしかったし、チームとしてもすべてをうまく進めていた。それなのに無得点で終わり、このような形でレースを終えるのはもちろん失望している」
カテゴリー: F1 / F1モナコGP / F1ドライバー
