鈴鹿8耐 | ヤマハ: 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選レポート
7月27日(金)、鈴鹿8時間耐久ロードレースの公式予選が行われた。
午前に行われた2時間のフリー走行を経て、午後から公式予選がスタート。12時5分から20分間がライダーレッド、12時40分からライダーイエロー、13時15分からライダーレッド。さらに15時40分からライダーレッド、16時15分からライダーイエロー、16時50分からライダーレッドで、路面温度が下がる最終走者が有利とも言われている。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMではライダーブルーの中須賀克行が最初のタイムアタックライダーとなり、2分6秒854を記録。そして予選2回目では、予選1回目で使用したユーズドタイヤを使用しながらも2分6秒263にまでタイムを詰めた。
ライダーイエローのアレックス・ローズは、予選1回目で2分6秒620をマーク。予選2回目では2分7秒507と予選1回目のタイムを上回れなかったが、これはユーズドタイヤを使用していたからだ。
ライダーレッドのマイケル・ファン・デル・マークは、すべてのセッションをユーズドタイヤで走行し予選1回目のベストタイムが2分7秒428。予選2回目は2分7秒569となった。今大会では使用できるタイヤ本数が前後合わせて20本という制限があり、決勝では16本が必要になることから予選では4本しか使得ないということからファン・デル・マークが常にユーズドタイヤでの出走となった。
公式予選の結果は、3ライダーのベストタイムの平均値がチームタイムとなるが、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは2分6秒770のアベレージで予選総合2番手とし、翌日のTOP10トライアルに進出となった。
また、ブロック・パークス、マービン・フリッツ、藤田拓哉のYART Yamaha Official EWC Teamは、3人の平均タイムが2分8秒239で予選総合8番手となりTOP10トライアルに進出。デビッド・チェカ、ニッコロ・カネパ、マイク・デ・ミリオのGMT94 Yamaha Official EWC Teamの3人の平均タイムは2分9秒296で予選総合14番手となり、TOP10トライアルへの進出はならず、決勝は14番グリッドからのスタートすることとなった。
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
公式予選総合2番手:2分06秒770
中須賀克行
「予選2回目で2分6秒263を記録できましたが、予選1回目で4周ほど走ったユーズドタイヤで出したものです。そしてこのタイヤをアレックス、マイケルも使いましたが、3ともアベレージは出ているし準備は整いました。ライバルがすごいタイムを出していますが、鈴鹿8耐で勝つためにはライダーとチームのコンビネーションとチームの総合力が重要です。僕たちのチームは、やるべきことはすべてやったという状態で、周りのことは気にせずに自分たちのレースをするのみです」
アレックス・ローズ
「コースが混み合っていて、タイムを出すのが難しかったです。誰もがベストタイムを出そうとするから、仕方がないですけどね。でも自信を持って走らせられているし、タイヤもうまく機能してくれています。天気がどうなるかわからないけど、今のままいい調子をキープしてレースに臨みたいですね。僕自身も鈴鹿8耐をすごく楽しんでいるし、とてもポジティブ!」
マイケル・ファン・デル・マーク
「いい予選になったと思います。タイヤ本数制限がある中でのアタックでしたが、中須賀さんとアレックスはすごくいいタイムを出したし、僕自身にとってもよかったと思ういます。トップ10トライアルに出られることはもちろんハッピーだけど、それ以上に決勝に向けていいペースで走れていることがうれしいし、レースが楽しみです!」
吉川和多留 (監督)
「予選では走ることに集中させたかったのですが、チェック項目が残っていたので、予選2回目ではその確認に充てました。もちろんそれもクリアになり、ライダー、チーム、マシンとも決勝に向けて仕上がったという状況です。あとは天候が気になるところですが、できればTOP10トライアルでしっかりとタイムを出し決勝に向けて弾みをつけたいですね」
GMT94 Yamaha Official EWC Team
公式予選総合14番手:2分09秒296
デビット・チェカ
「ここ鈴鹿でのベストタイムが出せたからハッピー。トップ10トライアルに出られないのは残念だけど、内容としては悪くはないと思っています。台風だと雨が降ったり降らなかったりと難しいコンディションになるでしょうが、決勝に向けて集中して頑張るだけ。EWCチャンピオンが懸かった戦いですが、ライバルのことは気にしていません。自分たちのベストを尽くすだけです!」
ニッコロ・カネパ
「予選用のソフトタイヤに少し問題が出て思いっ切り攻めることができなかったけど、僕もチームメイトたちもベストを尽くしました。残念ながらトップ10トライアル出場を逃してしまったけど、決勝に向けてのチーム力は間違いなくトップ10に入っていると思います。今からレースが楽しみです」
マイク・ディ・メリオ
「11位という結果は残念だけど、トップ10にほど近いという意味では悪くない予選だったと思います。ニッコロは新品タイヤを履いてタイムアップしたし、僕とデビッドはユーズドタイヤでもいいタイムが出せました。決勝は3人とも同じぐらいのタイムでコンスタントに走れるでしょう。天気がどうなるかわからないけど、きっといいレースができるはずです」
クリストフ・グィオ (監督)
「トップ10トライアルに出られる実力があるチームだと確信しているから、予選14番手という結果は残念です。ニッコロの前でクラッシュが起きたという不運もありましたが、決勝に向けてはいいペースで走れているので、何も心配していません。天気がどうなろうと、準備はできています」
YART Yamaha Official EWC Team
公式予選総合8番手:2分08秒239
ブロック・パークス
「タイヤをセーブするために、予選は1回しか走りませんでした。赤旗も出たし、コース上は混み合っているしで、思うようなラップタイムが出せなかったのが残念です。7秒台を狙ってたんですけどね...... でも、重要なのは明日のトップ10トライアルに出られること。いい走りができるように全力を尽くします。かなり雨が降るという話も聞いていますが、耐久レースはいろんなコンディションで走るものだからね。問題ありません」
マービン・フリッツ
「鈴鹿サーキットでの自己ベストタイムをマークできたからうれしいですね! 僕のセッションでは赤旗が2度でましたが、落ち着いていたしクリアラップも作ることができました。決勝を想定した走りでも、コンスタントにいいタイムが出せています。明日の天気は読めませんが、事前テストではウエットコンディションでも走り込めていので、雨でも大丈夫!」
藤田拓哉
「予選1回目、2回目ともにバックマーカーや遅いマシンに引っかかってクリアラップが取れず、タイムを上げることができずに精神的に落ち込んでしまいました。予選2回目の途中でニュータイヤを装着させてもらい、2分7秒5をターゲットにしたのですが、クリアラップが取れたのが1周のみで、2分8秒3がベストタイムです。ただ、チームメイトのマービンが2分8秒1、ブロックが2分8秒2なので、3人のライダーのタイムに大きな開きがないことがこのチームの強みだと思います」
マンディ・カインツ (監督)
「ブロックとマーヴィンが走ったのは1回目の予選だけ。2回目の方がコンディションがいいのはわかっていましたが、彼らは十分にいいタイムで走っていたから、タクヤに新品タイヤを履いてもらったんだ。タクヤはしっかりと期待に応えてタイムアップしてくれましたね。トップ10トライアルに出られるのはすごくうれしいですね。グリッドが何番手になろうと、トップ10にいるということが決勝に向けてすごく重要だからです」
カテゴリー: F1 / F1関連
午前に行われた2時間のフリー走行を経て、午後から公式予選がスタート。12時5分から20分間がライダーレッド、12時40分からライダーイエロー、13時15分からライダーレッド。さらに15時40分からライダーレッド、16時15分からライダーイエロー、16時50分からライダーレッドで、路面温度が下がる最終走者が有利とも言われている。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMではライダーブルーの中須賀克行が最初のタイムアタックライダーとなり、2分6秒854を記録。そして予選2回目では、予選1回目で使用したユーズドタイヤを使用しながらも2分6秒263にまでタイムを詰めた。
ライダーイエローのアレックス・ローズは、予選1回目で2分6秒620をマーク。予選2回目では2分7秒507と予選1回目のタイムを上回れなかったが、これはユーズドタイヤを使用していたからだ。
ライダーレッドのマイケル・ファン・デル・マークは、すべてのセッションをユーズドタイヤで走行し予選1回目のベストタイムが2分7秒428。予選2回目は2分7秒569となった。今大会では使用できるタイヤ本数が前後合わせて20本という制限があり、決勝では16本が必要になることから予選では4本しか使得ないということからファン・デル・マークが常にユーズドタイヤでの出走となった。
公式予選の結果は、3ライダーのベストタイムの平均値がチームタイムとなるが、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは2分6秒770のアベレージで予選総合2番手とし、翌日のTOP10トライアルに進出となった。
また、ブロック・パークス、マービン・フリッツ、藤田拓哉のYART Yamaha Official EWC Teamは、3人の平均タイムが2分8秒239で予選総合8番手となりTOP10トライアルに進出。デビッド・チェカ、ニッコロ・カネパ、マイク・デ・ミリオのGMT94 Yamaha Official EWC Teamの3人の平均タイムは2分9秒296で予選総合14番手となり、TOP10トライアルへの進出はならず、決勝は14番グリッドからのスタートすることとなった。
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
公式予選総合2番手:2分06秒770
中須賀克行
「予選2回目で2分6秒263を記録できましたが、予選1回目で4周ほど走ったユーズドタイヤで出したものです。そしてこのタイヤをアレックス、マイケルも使いましたが、3ともアベレージは出ているし準備は整いました。ライバルがすごいタイムを出していますが、鈴鹿8耐で勝つためにはライダーとチームのコンビネーションとチームの総合力が重要です。僕たちのチームは、やるべきことはすべてやったという状態で、周りのことは気にせずに自分たちのレースをするのみです」
アレックス・ローズ
「コースが混み合っていて、タイムを出すのが難しかったです。誰もがベストタイムを出そうとするから、仕方がないですけどね。でも自信を持って走らせられているし、タイヤもうまく機能してくれています。天気がどうなるかわからないけど、今のままいい調子をキープしてレースに臨みたいですね。僕自身も鈴鹿8耐をすごく楽しんでいるし、とてもポジティブ!」
マイケル・ファン・デル・マーク
「いい予選になったと思います。タイヤ本数制限がある中でのアタックでしたが、中須賀さんとアレックスはすごくいいタイムを出したし、僕自身にとってもよかったと思ういます。トップ10トライアルに出られることはもちろんハッピーだけど、それ以上に決勝に向けていいペースで走れていることがうれしいし、レースが楽しみです!」
吉川和多留 (監督)
「予選では走ることに集中させたかったのですが、チェック項目が残っていたので、予選2回目ではその確認に充てました。もちろんそれもクリアになり、ライダー、チーム、マシンとも決勝に向けて仕上がったという状況です。あとは天候が気になるところですが、できればTOP10トライアルでしっかりとタイムを出し決勝に向けて弾みをつけたいですね」
GMT94 Yamaha Official EWC Team
公式予選総合14番手:2分09秒296
デビット・チェカ
「ここ鈴鹿でのベストタイムが出せたからハッピー。トップ10トライアルに出られないのは残念だけど、内容としては悪くはないと思っています。台風だと雨が降ったり降らなかったりと難しいコンディションになるでしょうが、決勝に向けて集中して頑張るだけ。EWCチャンピオンが懸かった戦いですが、ライバルのことは気にしていません。自分たちのベストを尽くすだけです!」
ニッコロ・カネパ
「予選用のソフトタイヤに少し問題が出て思いっ切り攻めることができなかったけど、僕もチームメイトたちもベストを尽くしました。残念ながらトップ10トライアル出場を逃してしまったけど、決勝に向けてのチーム力は間違いなくトップ10に入っていると思います。今からレースが楽しみです」
マイク・ディ・メリオ
「11位という結果は残念だけど、トップ10にほど近いという意味では悪くない予選だったと思います。ニッコロは新品タイヤを履いてタイムアップしたし、僕とデビッドはユーズドタイヤでもいいタイムが出せました。決勝は3人とも同じぐらいのタイムでコンスタントに走れるでしょう。天気がどうなるかわからないけど、きっといいレースができるはずです」
クリストフ・グィオ (監督)
「トップ10トライアルに出られる実力があるチームだと確信しているから、予選14番手という結果は残念です。ニッコロの前でクラッシュが起きたという不運もありましたが、決勝に向けてはいいペースで走れているので、何も心配していません。天気がどうなろうと、準備はできています」
YART Yamaha Official EWC Team
公式予選総合8番手:2分08秒239
ブロック・パークス
「タイヤをセーブするために、予選は1回しか走りませんでした。赤旗も出たし、コース上は混み合っているしで、思うようなラップタイムが出せなかったのが残念です。7秒台を狙ってたんですけどね...... でも、重要なのは明日のトップ10トライアルに出られること。いい走りができるように全力を尽くします。かなり雨が降るという話も聞いていますが、耐久レースはいろんなコンディションで走るものだからね。問題ありません」
マービン・フリッツ
「鈴鹿サーキットでの自己ベストタイムをマークできたからうれしいですね! 僕のセッションでは赤旗が2度でましたが、落ち着いていたしクリアラップも作ることができました。決勝を想定した走りでも、コンスタントにいいタイムが出せています。明日の天気は読めませんが、事前テストではウエットコンディションでも走り込めていので、雨でも大丈夫!」
藤田拓哉
「予選1回目、2回目ともにバックマーカーや遅いマシンに引っかかってクリアラップが取れず、タイムを上げることができずに精神的に落ち込んでしまいました。予選2回目の途中でニュータイヤを装着させてもらい、2分7秒5をターゲットにしたのですが、クリアラップが取れたのが1周のみで、2分8秒3がベストタイムです。ただ、チームメイトのマービンが2分8秒1、ブロックが2分8秒2なので、3人のライダーのタイムに大きな開きがないことがこのチームの強みだと思います」
マンディ・カインツ (監督)
「ブロックとマーヴィンが走ったのは1回目の予選だけ。2回目の方がコンディションがいいのはわかっていましたが、彼らは十分にいいタイムで走っていたから、タクヤに新品タイヤを履いてもらったんだ。タクヤはしっかりと期待に応えてタイムアップしてくれましたね。トップ10トライアルに出られるのはすごくうれしいですね。グリッドが何番手になろうと、トップ10にいるということが決勝に向けてすごく重要だからです」
カテゴリー: F1 / F1関連