ピアストリが語るマクラーレンF1の強み「2人で戦えるのは大きな利点」
オスカー・ピアストリは、F1タイトル争いにおいてマクラーレンがマックス・フェルスタッペンに対して持つ大きなアドバンテージについて語った。

ピアストリとチームメイトのランド・ノリスがともにタイトル争いの真っ只中にいる一方で、レッドブルの争いに加わっているのはフェルスタッペン1人のみ。これまでに日本GPとイモラで勝利を挙げている。

9戦を終えた時点で、フェルスタッペンはランキング首位のピアストリに49ポイント差をつけられており、レッドブルのマシンの問題もあって、5年連続タイトル獲得の可能性については自身も消極的な姿勢を見せている。

このように、1チームから2人のドライバーが争い、別のチームから1人が立ち向かうという構図はF1でも珍しいが、歴史的に全くなかったわけではない。最も有名な例は1986年で、当時はウィリアムズのナイジェル・マンセルとネルソン・ピケがポイントを奪い合い、マクラーレンのアラン・プロストが隙を突いてタイトルを奪取した。オーストラリアGPでのマンセルのタイヤバーストもその一因だった。

こうした状況について問われたピアストリは、2人のドライバーがマクラーレンを前進させる環境が「大きな強み」になると語った。

「こういう場面では、確かに有利になることもある」とピアストリはRacingNews365を含むメディアに語った。

「戦略面で両方を天秤にかける必要がなくて、マックスに集中できるという利点はある。でも同時に、ランドと僕が互いにプッシュし合うことで、何らかの形でラップタイムを引き出しているとも思っている」

「マックスはもちろんすごく経験豊富で才能もあるけれど、競争力のあるチームメイトがいることで、僕らはパフォーマンス面でも進歩できていると感じている。ただ、それには挑戦も伴う」

「最終的には、僕たちはチャンピオンシップを争いたいし、グリッド上のすべてのドライバーを打ち負かしたい。そのために誰かが常に自分をプッシュしてくれる存在がいるというのは、チームとしてもドライバーとしても難しさがある一方で、自分のレベルを引き上げてくれる。それこそが本当に望んでいることなんだ」

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム