F1王座争いはマクラーレン内で激化 ピアストリ「ノリスと乗り越えられる」

現在3位に控えるマックス・フェルスタッペンが追い上げを見せるなか、スペインGP終了時点でマクラーレンの両ドライバーはチャンピオンシップ首位を争っており、オスカー・ピアストリがランド・ノリスに対して10ポイントのリードを築いている。
これまでのところ、チームの“パパイヤ・ルール”は2人に自由な戦いを許している。
「2人ともレース優勝を争うことを許されているのは、チームの素晴らしい判断だと思う」と、ピアストリはバルセロナでドイツの『Bild』紙に語った。
パドック内では意見が割れている。冷静で若く、経験の浅いピアストリが勝つのか、それとも速さでは上だが精神面に課題を抱えるノリスが上回るのか。
しかしピアストリは、2人ともこの状況を冷静に受け止めていると強調する。
「ランドと僕の間では、今年こういうポジションに立つ可能性があることはわかっていたし、そのことについて率直に話し合ってきた」
「お互いにスポーツマンらしくない行動はしないと合意している。それは僕らの性格に合わないし、もし世界選手権争いでマクラーレンでの長い旅を台無しにするようなことがあれば、2人にとってもチームにとっても悪いことだ」

「フェアでスポーティーな一線を越えてはならないんだ」
マーク・ウェバーにマネージメントされ、ピアストリの契約には厳格な“ドライバー平等”条項が盛り込まれているとされる。
最後にピアストリはこう締めくくった。
「ランド、マックス、そして僕の3人で、ここから勝利を争っていくことになる」
カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム