オスカー・ピアストリ マクラーレンF1の“内部政治”には「重点を置いていない」
最も均衡のとれたドライバーラインナップの1つを擁するマクラーレンは、チームがタイトル候補として浮上した昨シーズン、難題に対処しなければならなかった。
マクラーレンの内紛？ オスカー・ピアストリは気にしていない
オスカー・ピアストリがランド・ノリスをスタートで出し抜き、その後ノリスはレース優勝者のシャルル・ルクレールに2位の座を奪われたイタリアグランプリの後、マクラーレンは「パパイヤルール」を導入した。
マクラーレンのチーム代表のアンドレア・ステラは、BBCに対し、マクラーレンは「ランドに支援を偏らせる」と語ったが、同時に「チームの利益が常に最優先される」という原則も維持していると述べた。
「スポーツマンシップは、我々がレースを行う上での全体的な方法において重要だ。そして、我々は両ドライバーに対して公平でありたい」
その1戦後、ピアストリはノリスの予選Q1敗退のチャンスを活かし、アゼルバイジャングランプリでの勝利を確実にした。これは、2024年のF1選手権における2回のグランプリ勝利のうちの2回目だった。
しかし、ノリスが依然として優先ドライバーであったため、ピアストリはブラジルグランプリのスプリントレースでノリスに勝利を譲った。
この好意は、タイトルレースが終了した後のシーズンで、ノリスがピアストリにカタールでのスプリント勝利を譲ることで返された。ノリスはランキングで2位、ピアストリは4位でシーズンを終えた。マクラーレンはフェラーリを14ポイント差で抑えてコンストラクターズタイトルを獲得した。
マクラーレンは、ピアストリとノリスがともにマックス・フェルスタッペンを打ち負かして世界タイトルを獲得するチャンスがあり、2008年以来となるタイトル獲得を狙っている。
ABCスポーツがピアストリに「内部政治」への対処について、彼のマネージャーであるウェバーからアドバイスを求めたかどうか尋ねたことから、パパイヤのルールがまた適用されるシーズンになる可能性もある。
「そのようなことにあまり重点を置いていない」とピアストリは語った。「レースと勝利に重点を置いている」
「今年末（2024年）に頼まれたときに、ランドとチームを手伝った。立場が逆なら、僕も助けてもらえるだろう」
「来年（2025年）には、お互い自由にレースができるようになるだろう」
そして、ピアストリは2025年のF1シーズンに向けて、たった一つのシンプルな目標を持っている。「勝つこと」と彼は言った。
「来年が本当に楽しみだ。初日から目標は勝利だ」
「間違いなく激しい戦いになるだろう。トップチームがトップチームであるのには理由がある。2025年には、彼らも我々を追いかけ返してくるだろう」
3月にオーストラリアグランプリで開幕する2025年のF1世界選手権は、ピアストリにとっF1での3シーズン目となる。初年度に2回の表彰台を獲得し、9位で終えたことで印象づけたが、昨シーズンはピアストリの成績は著しい成長を見せ、2勝、8回の表彰台、そしてランキング4位という結果を残した。
「僕はまだF1で2シーズンしか経験していないので、成長と改善の余地がまだたくさんあるのは当然だ」とピアストエイは語った。
「これからもっともっと良くなると思うと、それが何よりも楽しみだ」
「経験はお金で買えないものだし、僕はこのカテゴリーで徐々に経験を積んでいます。そして、将来にとても期待している」
カテゴリー： F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム
