オリバー・ベアマン フェラーリF1入りを目標「長い道のり」と自覚

現在20歳のベアマンは、フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身としてキャリアを築いてきたが、そのスタートは決して約束されたものではなかった。むしろ、自ら機会をつかみにいく必要があったことを振り返っている。
自らつかんだフェラーリ入りの原点
ベアマンは「Up To Speed」ポッドキャストで、フェラーリ加入の経緯について率直に語っている。
「実際のところ、僕はそのキャンプに行って、契約してもらえるように説得しなければならなかった。彼らは当時、カートのドライバーを探していて、フォーミュラ4のドライバーではなかったんだ」
「自信満々で臨んだと言いたいところだけど、あのミーティングはとても緊張していた」
その後、評価は言葉ではなく走りによって下された。
「でも実際にトラックに出て、自分たちが何ができるかを直接見せた。それは彼らがやっているすごくクールなやり方で、ドライバーを目の前でテストするんだ。サッカーのスカウティングみたいに、何ができるのかをその場で見る」
この経験が、現在に至るキャリアの土台となった。
着実なステップと“焦らない姿勢”
カルロス・サインツの代役としてのF1デビュー、そしてハースF1チームでのレギュラーシート獲得と、ベアマンは着実に評価を高めてきた。
それでも、最終目標に対する姿勢は一貫している。
「いつかフェラーリのスーツを着てレースをしたいと思っているけど、それが長い道のりだということも理解している。フェラーリでレースできる能力があることを証明しなければならない」
トップチーム特有のプレッシャーについても現実的だ。
「トップチームではプレッシャーは間違いなくもっと大きい。だからハースで働き続けることはとても楽しいし、多くのことを学んでいる」

フェラーリの信頼が支えるモチベーション
ベアマンにとってフェラーリは単なる目標ではなく、自身を支えてきた存在でもある。
「それはもちろん僕の目標だし、特に彼らが僕に与えてくれた信頼を考えればなおさらだ」
「まずアカデミーに迎え入れてくれて、F3からF1まで多くを投資してくれた。そしてハースのシートに乗せてくれたし、カルロスが体調を崩したときには彼らのマシンを任せてくれた」
「他にも経験のあるリザーブドライバーがいたのに、18歳の僕にチャンスをくれた。そして幸いにも、それはうまくいった」
「彼らは最初から僕を信じてくれていたし、大きな信頼を与えてくれた」
現在フェラーリF1ではルイス・ハミルトンが中心的な役割を担っているが、ベアマンはその先にある未来を見据え、自らの価値を積み上げ続けている段階にある。
その歩みは決して急激ではないが、一貫している。フェラーリへの道はまだ続いているが、その輪郭は少しずつ現実味を帯び始めている。
カテゴリー: F1 / オリバー・ベアマン / スクーデリア・フェラーリ / ハースF1チーム
