アルファタウリF1のデ・フリース、厳しい状況も「ポテンシャルはある」
スクーデリア・アルファタウリのニック・デ・フリースが、2023年F1第9戦カナダGPへの意気込みを語った。

2023年の7回のレースを終えて、ニック・デ・フリースは、まだポイントを獲得できていない2人のドライバーのうちの1人となっている。しかし、最近のレースでは、評価の高いチームメイトの角田裕毅に近づいてきており、カナダでもその傾向を続けたいと語る。

「この2レースはとてもポジティブなものだったと思う。モナコはソリッドでクリーンな週末だったし、バルセロナのイベント全体を通して、我々は強いパフォーマンスを発揮した。Q2でニュータイヤを使い果たしたのは残念だったけど、あのようなことはトリッキーな状況下で起こりうることだ。レースでは、スタートは良かったけど、他の2台によってイン側のラインが妥協を強いられてタイムロスをしてしまった。まだまだ改善の余地はあるけど、ポテンシャルがあることは間違いない。だから、最近、僕はやっているように、今後も進歩することに集中していく」とニック・デ・フリースはコメント。

「ここ数戦、チームは素晴らしい仕事をしてくれて、トップ10に近づくという明らかな上昇傾向を見ることができた。彼らは、マシンをより良く開発して、それをトラックへの持ち込むことに多くの時間、仕事、努力を注いでいる。それが、競争力という点で確実に実を結んでいる。とはいえ、ミッドフィールドは非常にタイトなので、その中で結果を出すにはパフォーマンス以上のものが必要で、最終的な結果で開発の成功を純粋に判断することはできないと思っている」

「昨年のレースで僕はカナダにいたし、パーマネントとストリートサーキットが混在するこの珍しいトラックは見たことがあるけど、実際にレースをするのは今週末が初めてだ。とても特殊なトラックだ。マップだとシンプルなレイアウトに見えるけど、かなりトリッキーなトラックだ。多くのサーキットが同じ安全基準、ランオフエリア、縁石、そしてインフラに向かって融合していく中で、カナダはまだユニークで、独自の特徴を持ったトラックだ」

「先週はシミュレーターで作業したけど、先ほども言ったようにミッドフィールドが非常にタイトなので、どうなるかを予測するのは難しい。このトラックは、クルマのセットアップの面で興味深い問題を提起してくれるけど、僕はF1でそれを学んでいるところだ。すべてが素早く起こるように見えても、実際には週末は長い。つまり、すぐに競争力をつけなければならないし、コンディションや状況が変化し続ける中で、週末を通して進歩し続けなければならない。予選では、さらに高いレベルの進化を遂げることが多いので、常にターゲットが動いている。モントリオールは、僕の中では北米とヨーロッパ、特に言語の面でもフランスが混ざり合ったような素晴らしい街なので、また戻るのを楽しみにしている。素晴らしい賑わいがあり、ファンもとても歓迎してくれる」

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カテゴリー: F1 / ニック・デ・フリース / F1カナダGP / スクーデリア・アルファタウリ