中嶋一貴
F1イギリスGPの予選で、自己最高の5番グリッドを獲得した中嶋一貴。予選を振り返りながら、レースへの意気込みを語った。

カズキ、今日はF1キャリアで最高の予選結果でしたね。どのような気分ですか?
「ウォー」って感じですね。まず、チームに感謝したいです。明らかに前進を遂げたとても素晴らしいパッケージを持ち込んでくれたし、おかげで僕とニコは良いパフォーマンスをみせることができました。Q3の2回目のアタックのときはとても緊張しましたね。3回目のアタックでなんとか5番手を獲得できました。どれだけ嬉しかったかは想像できますよね。

最近、テクニカル・ディレクターのサム・マイケルは、コンストラクターズ・チャンピオンシップ6位は、FW31の本当のパフォーマンスを反映していないと語っていました。あなたの印象はどうですか?
サムと同じ意見です。いろんな理由があって、これまで結果が出せていません。僕も何度か良い成績をあげるチャンスはありました。オーストラリアでは表彰台も可能だったと思います。モナコやトルコのようにポイントを逃したレースもありました。チームのパフォーマンスは、グリッドの3〜4番目くらいだと思います。今週末のパフォーマンスをみると、前進しているので、シーズン後半にはその状態に到達できると思っています。

今週末、マシンは明らかに違ってみえました。何が新しいのですか?
今週末エンジニアが持ち込んだ新しいパーツが効果を発揮しました。新しいフロントウイング、異なるフロアやディフューザーなど、基本的なエアロパッケージが新しくなって、そのいくつかに大きな効果がありました。それが前回のレースより良くなった理由ですね。

今シーズン、これまでQ3に2度進出し、残りの6戦でも惜しいところまで行きました。ポイントを獲るには十分な状況でしたが、それでもノーポイントです。理由はなんだと思いますか?
多くの理由があると思います。例えばオーストラリアでは、残念ながらクラッシュしてしまいました。マレーシア、バーレーン、バルセロナでは予選順位が低くて、KERS搭載マシンが何台も僕の前にいました。彼らはスタートが非常に強いので、1周で離されてしまいました。モナコとトルコではポイントを獲れるチャンスがあったと思っているので、今週末は実現させたいです。たぶん、僕が心に描いている本当のシーズンは、ここシルバーストンで始まるでしょう。5番グリッドは好位置ですし、1コーナーまでの距離が短いのでKERS搭載マシンがくることもないと思うので、明日はかなり期待がもてそうです。

フリー走行では、2台のウィリアムズが常に軽くて、タイムシートの上位にきているのは周知の事実です。ニコは、士気はあがるけど現実を反映していないので、チームのためになるかわからないと言っていました。
チームの士気を高めるのは良いことだと思います。戦略について話していますが、僕は予選を目標にして軽い燃料で走るのが好きなので、抵抗はありませんでした。だから、問題はないです。実際、ここではフリー走行と予選のパフォーマンスは同じでしたしね。

よくチームメイトが第1の挑戦者だと言われますが、ニコのパフォマンスに比べて、ご自身のパフォーマンスをどう評価していますか?今日の予選では彼を寄せ付けませんでしたが。
まだ予選では彼の方が速いと思います。でも、今回は違いました!特にQ2で彼より前にいけたので、Q3はだいぶ気楽になりました。もっと改善させなければならないのはわかっていますが、今はチャンスが巡ってきているように感じます。だからシーズンの終わり頃には、すべてがもっとよくなっていると思います。

シルバーストンのようなトラックでは特にタイヤが心配ですね。何か問題がありましたか?
特に今日の予選では、問題はタイヤのウォームアップですかね。でも、レースではすべてをコントロールできると自信を持っています。エンジニアとデータを検討して、どのようなタイヤ戦略で行くか考えます。でも、一貫性は悪くないと思うので、レースは大丈夫だと思います。

シルバーストンはチームにとって地元グランプリで、特別なレースになりますね。明日のチェッカーフラッグを受けた後、ご自分は何位だと思いますか?
予知能力はないので、順位をキープすることが現実的な目標だと言っておきます。幸運を祈っていてください!

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カテゴリー: F1 / 中嶋一貴 / ウィリアムズ・レーシング / F1イギリスGP