中嶋一貴、左右反対のフロントタイヤで戦っていた

最終周でヤルノ・トゥルーリに抜かれ、8位でフィニッシュした中嶋一貴。雨が強くなった中盤に、エクストリームウェットタイヤに履き替えたことが功を奏したといえるが、そのフロントタイヤは、左と右が逆だった。
中嶋一貴が2度目のピットインをした7秒前にチームメイトにニコ・ロズベルグがピットインしていた。そのためウィリアムズのピットクルーは、急いでタイヤを取りに行かねばならず、混乱が生じたようだ。それにより、中嶋一貴は約7秒のタイムロスをしている。
左右が逆だとタイヤのブロックパターンは反対になり、当然、排水性やグリップに影響がでる。
レース後に、フロントタイヤのグリップに苦しんでいたことを口にしていた中嶋一貴。もし、タイヤが正常に装着されていたら・・・トゥルーリを抑えられただけでなく、前のアロンソをも食えた可能性があるだけに、残念なミスといえる。
カテゴリー: F1 / 中嶋一貴 / ウィリアムズ・レーシング / F1イギリスGP