MotoGP ドイツGP
ザクセンリンクで開催されたドイツGPのフリープラクティス初日。Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、その第1セッションで走りをエンジョイ。しかし第2セッションでは同様のフィーリングをつかむことができず、それぞれ総合6番手と17番手で終了した。

Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは午前中の第1セッションでハイスピードをアピール。

第2セッションではさらに前進を目指していたが、思い描いたような成果を見ることはできなかった。その結果、ふたりはそれぞれ総合6番手と17番手でフリープラクティス初日を終えている。

ビニャーレスは第1セッション、開始の合図とともに早々にコースに飛び出していった。ほとんどが左コーナーというタイトコースとビニャーレスのスムースな走りがよくマッチし、セッション終盤では1分22秒152を記録して4番手を獲得。トップとの差は0.710秒だった。

午後からの第2セッションではドライ・コンディションを大いに勝応して様々なセッティング・オプションをテスト。セッション中盤で一時2位まで浮上していたが、最後の10分で全体のペースが上がると徐々に順位を下げた。それでも最終ラップに1分21秒384のベストラップを記録し、トップに0.449秒差の6番手でプラクティス初日を終了した。

チームメイトのロッシも第1セッションでは好調ぶりを見せていた。セッションを通じてハイペースを維持し、多くの時間帯でトップ3をキープ。最後のアタックでは1分21秒964に更新してトップに0.522秒差と迫り、そのまま3番手でセッションを終えた。

第2セッションではマシン・バランスの調整に取り組んだ。序盤は第1セッションと同じような好フィーリングをつかめず苦戦したが、走りこむうちに解決策が見つかり、最終的にはしっかりと手ごたえをつかんでいる。その結果、終盤で1分21秒784へと短縮し、トップから0.899秒差の17番手で終了。

この結果、ビニャーレスは総合6番手。ロッシは総合17番手から明日のフリープラクティス第3セッションで挽回を目指す。

Monster Yamaha Tech3のハフィス・シャーリンとヨハン・ザルコはフリープラクティスを順調にスタート。シャーリンはビッグマシンでタイトコースを走るという難しい課題に取り組みながら、トップに0.892秒差まで近づく快挙。一方のザルコは第1セッションでトップ10に入り、第2セッションではそこからさらにコンマ7秒短縮した。しかし特徴的なこのコースで上位を目指すためには、もう少し時間がかかりそうだ。明日のフリープラクティス第3セッションは、現地時間9:55スタート予定。

Movistar Yamaha MotoGP
マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合6番手/1分21秒384)
「難しい状態でした。非常に集中し、毎ラップ、最大限までハードにプッシュしていきましたが、このコースへ来てすっかりマシンが変わってしまったような感じがしました。本来、ザクセンリンクは私にとって良いコースのはず。トップを目指して全力をかけて攻めていきましたが、まだまだ多くの課題が残ってしまいました。路面が滑りやすい分、電子制御システムの効果が重要になります。そこに焦点を当てて作業を進めていますが、明日も引き続き、多くの課題に取り組むことになりそうです」

バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合17番手/1分21秒784)
「加速に大きな問題があります。地面にパワーを伝えようとするとタイヤが激しくスピンしてしまうので、十分に加速していくことができません。その結果としてタイムも上がらず苦戦する状態です。これを解決するために午後のセッションでいろいろなトライをしてみましたが、残念ながら状況は好転してくれませんでした。明日もまたこの作業を続けていかなければなりません」

マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
「前回のアッセンでは素晴らしい走りをお見せするができましたが、今回はまったく異なる形でウイークをスタートすることとなってしまいました。午前中の第1セッションは良かったのですが、午後になると路面がより滑りやすくなったこともあって、難しい状況になりました。ヤマハ勢の全員がコース・コンディションの変化に苦しめられ、リアグリップ不足を感じていたのです。路面温度はそれほど大きく変わっていないのに、なぜそのようなことになったのか、コンディション変化の原因を解明しなければなりません。明日はリアグリップ向上を狙ってセッティング変更を試みます。午前中でこの新しいセッティングを試すつもりですが、今日のことを考えれば、コンディション変化が予想される午後にもまた同じことをやってみる必要があるでしょう。このように、予定していたプラクティス・プログラムを変更しなければならなくなったことで、わたしたちはより一層、難しい状況に追い込まれることになります。予定外の作業をする分、タイヤ・チョイスの時間が短くなってしまったわけですから」

Monster Yamaha Tech3
ハフィス・シャーリン (フリー走行総合16番手/1分21秒777)
「初日としてはフィーリングがとても良かったと思います。GPマシンでこのコースを走るのは初めてなので、とくに、多くの左コーナーが続いたあとの最初の右コーナーとなる第11コーナーで十分に注意が必要でした。最初の走行でコースのすべてを理解したいと考えました。そして2回目の走行では、ミディアム・タイヤを履いてとても良い感触をつかむことができたのです。そのあとソフト・コンパウンドに替えてみましたが、ハード・ブレーキングでフロントのフィーリングが失われる感じがありました。トップとの差はわずか0.8秒です。明日もベストを尽くします。初日の走りには満足できたので、明日はもっと良くなるよう頑張ります」

ヨハン・ザルコ (フリー走行総合18番手/1分21秒787)
「ザクセンリンクの初日は好調のうちに始まり、好調のうちに終わりました。ここはコース長が短いので、決勝では多くの周回数を走らなければなりません。だからいつも以上に、気持ちよく走ることが重要になるのです。難しいコースですが、だからこそここで良いフィーリングをつかみたいと思っています。午前中のセッションでは、楽に走りながらラップタイムが上がって来たので満足できました。もっと上げていくことも可能でしたし、実際、終盤でもニュータイヤを履きませんでした。ラップタイヤよりもむしろ、決勝用セッティングを充実させていくことのほうが重要だと考えているからです。その分、明日のフリープラクティス第3セッションではハードにプッシュしてQ2進出を目指さなければなりません。でも今日の成果が良い方向へ導き、決勝での成功へつなげてくれると確信しています」

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カテゴリー: MotoGP