ホルヘ・ロレンソ、MotoGP引退後は「F1よりル・マンの方が現実的」
ホルヘ・ロレンソは、MotoGP引退後はF1よりもル・マン24時間レースへの参戦の方がより“現実的”だと感じている。
5度のMotoGPチャンピオンであるホルヘ・ロレンソは、10月にシルバーストンでメルセデスのF1カーをテストし、競争的なラップタイムを記録した。
だが、ホルヘ・ロレンソは「MotoGPから引退したときは、レーシングカーをもっときとんと頻繁にやるかもしれない」と Crash.net にコメント。
「3年前にアブダビでフェラーリ458でレースをした。それが僕が競争したトップカーだ。でも、いつかル・マン24時間でレースをしたいね」
「その方がF1でシーズンを過ごすよりも現実的だ」
ホルヘ・ロレンソは、シルバーストンで2014年のメルセデスのF1マシンを走らせた際、トラックコンディションは異なるものの、ニコ・ロズベルグに匹敵するタイムを記録したことを明かした。
「(F1カーの)限界に到達することはできなかった。4〜5時間しかなかったからね。MotoGPライダーだけど、僕はそんなに遅くなかったし、速かった。素晴らしいラップタイムだったよ」
「チームは感銘を受けていたし、僕も感銘を受けた。ニコのラップタイムより速かったからね。でも、彼のテストのコンディションはわからない。ニコが冬に初めてクルマを走らせたときのものだからね。ウェットパッチがあったかもしれない」
「でも、数時間しか経験せずにそのレベルに近づけたことは誇りに思っているよ」
ホルヘ・ロレンソは、タイトルを獲得したF1マシンからパフォーマンスをフルに引き出すことの最大のチャレンジはダウンフォースだったとし、またマシンのボトムがトラックに接触することも最初は“不自然”に感じたと述べた。
「驚いたのは、ストレートでクルマのボトムが地面に接触していたことだ。バンプを越えたときには至る所が接触していたし、予想外だった。それは普通のことだと思うけど、あまり自然には感じられなかった。そのあと慣れてきたし、接触を避けるために車高を高くしてもらった」
「あと、驚いたのは、速いコーナーでのダウンフォースだ。どんどん速くなっていって、ピットに入って、テレメトリーを確認して、ルイスやニコが時速30km速く走っているのを見ると『どうしたらそんなことが可能なんだ?』と考えるものだ。そのあと速く走ろうとするけど、足が言うことを聞いてくれないんだ! 頭では『OK、もっとスロットルを踏み込め』と言っているんだけど、足は反対のことをしているんだ! それが最も難しかったね」
ホルヘ・ロレンソは、速いラップタイムを刻むことと、実際のレースとでは、大きな違いがあることもわかっている。
「新しいタイヤで1周走るのと、タイヤのグリップが落ちていくなかで他のクルマと1時間半走るのは別のものだ。オートバイのライダーにとって、それがクルマに適応するときにより複雑なことだと思う」
カテゴリー: F1 / MotoGP
5度のMotoGPチャンピオンであるホルヘ・ロレンソは、10月にシルバーストンでメルセデスのF1カーをテストし、競争的なラップタイムを記録した。
だが、ホルヘ・ロレンソは「MotoGPから引退したときは、レーシングカーをもっときとんと頻繁にやるかもしれない」と Crash.net にコメント。
「3年前にアブダビでフェラーリ458でレースをした。それが僕が競争したトップカーだ。でも、いつかル・マン24時間でレースをしたいね」
「その方がF1でシーズンを過ごすよりも現実的だ」
ホルヘ・ロレンソは、シルバーストンで2014年のメルセデスのF1マシンを走らせた際、トラックコンディションは異なるものの、ニコ・ロズベルグに匹敵するタイムを記録したことを明かした。
「(F1カーの)限界に到達することはできなかった。4〜5時間しかなかったからね。MotoGPライダーだけど、僕はそんなに遅くなかったし、速かった。素晴らしいラップタイムだったよ」
「チームは感銘を受けていたし、僕も感銘を受けた。ニコのラップタイムより速かったからね。でも、彼のテストのコンディションはわからない。ニコが冬に初めてクルマを走らせたときのものだからね。ウェットパッチがあったかもしれない」
「でも、数時間しか経験せずにそのレベルに近づけたことは誇りに思っているよ」
ホルヘ・ロレンソは、タイトルを獲得したF1マシンからパフォーマンスをフルに引き出すことの最大のチャレンジはダウンフォースだったとし、またマシンのボトムがトラックに接触することも最初は“不自然”に感じたと述べた。
「驚いたのは、ストレートでクルマのボトムが地面に接触していたことだ。バンプを越えたときには至る所が接触していたし、予想外だった。それは普通のことだと思うけど、あまり自然には感じられなかった。そのあと慣れてきたし、接触を避けるために車高を高くしてもらった」
「あと、驚いたのは、速いコーナーでのダウンフォースだ。どんどん速くなっていって、ピットに入って、テレメトリーを確認して、ルイスやニコが時速30km速く走っているのを見ると『どうしたらそんなことが可能なんだ?』と考えるものだ。そのあと速く走ろうとするけど、足が言うことを聞いてくれないんだ! 頭では『OK、もっとスロットルを踏み込め』と言っているんだけど、足は反対のことをしているんだ! それが最も難しかったね」
ホルヘ・ロレンソは、速いラップタイムを刻むことと、実際のレースとでは、大きな違いがあることもわかっている。
「新しいタイヤで1周走るのと、タイヤのグリップが落ちていくなかで他のクルマと1時間半走るのは別のものだ。オートバイのライダーにとって、それがクルマに適応するときにより複雑なことだと思う」
カテゴリー: F1 / MotoGP