HONDA 2016 MotoGP 日本グランプリ
秋の日差しが降り注ぐ快晴の中、「2016 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第15戦 MOTUL 日本グランプリ」が、午前9時スタートのMoto3クラス“フリー走行”で開幕した。

初日となる10月14日(金)は、Moto3クラスで40分間の“フリー走行”が、Moto2クラスとMotoGPクラスでは45分間の“フリー走行”が午前・午後に分けてそれぞれ1回ずつ行われた。

MotoGP レポート
路面温度32℃とこの時期にしては低めの中、始まった2回目のフリー走行では、転倒車が相次いだ。

マルク・マルケス(#93 Repsol Honda Team)はフリー走行2回目のヘアピンコーナーでスリップダウンを喫するも自力で走行に復帰し、トータル38周を走り1分45秒303で、フリー走行1日目を4番手で終えた。

一方、ダニ・ペドロサ(#26 Repsol Honda Team)は、2回目のフリー走行16周目の90度コーナーにおいてハイサイドで転倒。

セッションをリタイアしメディカルセンターでの検査の結果、右鎖骨を骨折していることがわかり、15日(土)以降、決勝まですべてのセッションをキャンセルした。

なお、明日以降はペドロサに代わりHRCテストライダーの青山博一が走行することが決定した。

また、カル・クラッチロー(#35 LCR Honda MotoGP)はマルケスに遅れること、0秒198の1分45秒501で5番手に付けている。

15日(土)は午前9時55分から3回目のフリー走行(45分間)が行われ、午後2時10分からの予選(Q1とQ2合わせて30分間)で16日(日)の決勝グリッドが決定する。

Moto2 レポート
Moto2クラスのフリー走行は、3クラスの中で最後に行われた。

フリー走行1日目は、2014年に日本GPを制し、ツインリンクもてぎと相性がいいというトーマス・ルティ(#12 Garage Plus Interwetten)が1分50秒625でトップ。

2番手には今シーズン好調で、第8戦オランダGPでキャリア初優勝を果たした中上貴晶(#30 IDEMITSU Honda Team Asia)が、1分50秒900でつけた。

以下、フランコ・モルビデリ(#21 Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)1分50秒984、サム・ロース(#22 Federal Oil Gresini Moto2)1分51秒184と続き、ランキングトップのヨハン・ザルコ(#5 Ajo Motorsport)は、1分51秒185と0秒001差で5番手に収まった。

ワイルドカード参戦の関口太郎(#84 TEAM TARO PLUS ONE)は、35周を周回して1分54秒852の30番手で1日目のフリー走行を終えた。

15日(土)は午前10時55分からフリー走行(45分間)が行われ、午後3時5分からの予選で16日(日)の決勝グリッドが決定する。

Moto3 レポート
快晴のもとで行われたMoto3クラスのフリー走行では、前戦アラゴンGPで3位に入ったHonda NSF250RWを駆るエネア・バスティアニーニ(#33 Gresini Racing Moto3)が1分56秒982をマークし、唯一の56秒台でトップタイムを記録した。

2番手には1分57秒103でMoto3フル参戦の尾野弘樹(#76 Honda Team Asia)。

続く3番手にリビオ・ロイ(#11 RW Racing GP BV)、4番手にホルヘ・ナバロ(#9 Estrella Galicia 0,0)が入り、上位4台をHonda勢が占める形になった。

ワイルドカード参戦の岡崎静夏(#13 UQ & Teluru Kohara RT)は、2分03秒064の35番手。佐藤励(#15 Team 41 PLANNING)は、2回目のフリー走行序盤で転倒、2分02秒920の34番手で1日目のフリー走行を終えた。

15日(土)は午前9時から3回目のフリー走行(40分間)が実施され、午後0時35分より実施される予選(40分間)で16日(日)の決勝グリッドが決定される。

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カテゴリー: F1 / MotoGP / ホンダF1