F1モナコGP予選:ノリスがコースレコードでポール獲得 角田裕毅12番手
2025年F1モナコGPの予選が5月24日(土)午後にモンテカルロ市街地コースで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得した。ノリスは最終Q3で1分09秒954を記録し、コースレコードを更新。母国モナコの英雄シャルル・ルクレール(フェラーリ)やチームメイトのオスカー・ピアストリを抑える劇的な展開となった。

ノリスにとっては今季2回目のポールポジションであり、第1戦オーストラリアGP以来の記録。通算では11回目のポール獲得となった。

Q3では各陣営のランプラン(走行計画)が分かれる中、マクラーレン勢はソフトタイヤで2周のアタックを敢行。ノリスは2回目のアタックでタイムを更新し、一時トップに立っていたルクレールから首位を奪った。

ピアストリは3番手に留まり、4番手にはルクレールのチームメイトであるルイス・ハミルトン(フェラーリ)が入った。ハミルトンはFP3でのクラッシュから見事な立て直しを見せた。一方、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは予選終盤の苦戦により5番手にとどまった。

レーシングブルズのアイザック・ハジャーはこのセッションのスターの一人として輝きを放ち、6番手という好結果を残した。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソも印象的な走りで続き、エステバン・オコン(ハース)とチームメイトのリアム・ローソンがその後に続いた。トップ10はウィリアムズのアレクサンダー・アルボンで締めくくられた。

カルロス・サインツJr.はチームメイトのアルボンとともにQ3進出を目指したが、最終Q2ランでソフトタイヤのグリップ不足に苦しみ、わずかに届かず11番手に終わった。12番手には同様に不満を漏らした角田裕毅が続いた。角田は引き続きレッドブルのマシン特性の理解に取り組んでいる。

キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは、メルセデス勢のジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリが波乱に見舞われたことで恩恵を受け、13番手を確保。ラッセルはQ2でトンネル区間にてストップし、14番手に終わった。ルーキーチームメイトのアントネッリはQ1のヌーベルシケインでクラッシュを喫し、15番手からのスタートとなる。

キック・ザウバーのもう1台、ガブリエル・ボルトレトは惜しくもQ2進出を逃した。また、ハースのオリー・ベアマン、アストンマーティンのランス・ストロール、アルピーヌのピエール・ガスリーとフランコ・コラピントもQ1で敗退している。

角田裕毅 F1 モナコGP

2025年F1 モナコGP 予選Q3 順位・ラップタイム

1.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分09秒954
2.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分10秒063
3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分10秒129
4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分10秒382
5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分10秒669
6.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分10秒923
7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分10秒924
8.エステバン・オコン(ハース) - 1分10秒942
9.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分11秒129
10.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分11秒213

11.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
12.角田裕毅(レッドブル)
13.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
14.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
15.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
16.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
17.オリバー・ベアマン(ハース)
18.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
19.ランス・ストロール(アストンマーティン)
20.フランコ・コラピント(アルピーヌ)

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カテゴリー: F1 / F1モナコGP / F1レース結果