2025年F1 マイアミGP 決勝:FACTS AND STATS

この週末、ピアストリはスプリントとグランプリの両方で際立つパフォーマンスを披露し、ドライバーズランキングのリードをさらに広げただけでなく、F1史に刻まれる記録の数々を打ち立てた。
しかし、注目すべき成果はピアストリだけにとどまらない。マクラーレンによる1-2フィニッシュ、メルセデスの初マイアミ表彰台、ウィリアムズの安定したポイント獲得、そして角田裕毅の粘り強い走りなど、今大会では多くのチームとドライバーが貴重な数字を残した。
スリリングな展開が続いた米国マイアミでのレースから、F1ファンなら押さえておきたい注目の記録とデータを振り返る。
■ ピアストリは、ミカ・ハッキネン(1997年スペインGP、1998年オーストラリアGP、ブラジルGP)以来、マクラーレンのドライバーとして初めて3連勝を達成した。
■ 今回の勝利はピアストリにとってキャリア通算6勝目であり、今シーズンのグランプリでは4勝目となる。
■ ピアストリの勝利により、マクラーレンはマイアミGPを2年連続で制したことになる。
■ マイアミGPは、フロントロウから勝者が出ていないという記録を維持。ピアストリは4番グリッドからスタートした。
■ これでピアストリは32戦連続でポイントを獲得しており、F1史上4番目に長い連続記録となった。
■ ランド・ノリスが2位に入り、マクラーレンは同じ週末にスプリントとグランプリの両方で1-2フィニッシュを果たした初のチームとなった。
■ マクラーレンがグランプリで1-2フィニッシュを果たすのは過去15年間でわずか4回目の出来事。
■ 他の全車が30秒以上遅れてのマクラーレン1-2は、2007年モナコGP以来。当時はフェルナンド・アロンソが勝利し、チームメイトのルイス・ハミルトンが2位。3位のフェリペ・マッサは優勝から1分09秒遅れていた。

■ メルセデスのジョージ・ラッセルは3位に入り、今季4回目のグランプリ表彰台。これは昨季2024年の表彰台数と並ぶ。
■ メルセデスにとっては、マイアミでの初の表彰台となった。
■ レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4位でフィニッシュし、マイアミGPで初めて表彰台を逃した。
■ フェルスタッペンは今季6戦中3戦で表彰台を逃している。
■ ウィリアムズのアレックス・アルボンは5位に入り、今季開幕戦オーストラリアGPと並ぶ自己最高位。2022年にウィリアムズ加入後、トップ6入りはこの2回のみ。
■ カルロス・サインツが9位に入り、ウィリアムズは2戦連続でダブルポイントを獲得。
■ メルセデスのキミ・アントネッリは6位に入り、過去5戦中4回目の6位フィニッシュ。
■ フェラーリのエース、シャルル・ルクレールは7位でフィニッシュし、マイアミGPで初めてトップ5を逃した。
■ ルクレールにとっては今季開幕戦オーストラリアGP以来の最低順位。
■ チームメイトのルイス・ハミルトンは8位でフィニッシュ。今季トップ5フィニッシュはバーレーンの1回のみ。

■ レッドブルの角田裕毅は10位でフィニッシュし、スプリントとグランプリ両方でポイントを獲得。
■ 角田裕毅はピットレーン速度違反による5秒ペナルティを受けながらも、アイザック・ハジャーに0.168秒差で競り勝った。
■ ポイントを獲得したのは5チームのみ(マクラーレン、レッドブル、メルセデス、ウィリアムズ、フェラーリ)で、これは獲得チーム数として最少。
■ ハースのエステバン・オコンは12位でフィニッシュ。彼はマイアミGP4戦で、8位、9位、10位、12位とフィニッシュしている。
■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが15位、ランス・ストロールが16位と、チームの2台は最下位で完走。前のマシンからは20秒以上遅れていた。
■ ハースのオリバー・ベアマンは今回リタイアし、自身9戦目で初のグランプリ未完走を経験。
■ アルピーヌのジャック・ドゥーハンはオープニングラップでリタイア。今季はオーストラリアGPに続き2度目の1周目リタイアとなった。
カテゴリー: F1 / F1マイアミGP