F1メキシコGP 予選Q2:角田裕毅 0.012秒差の11番手で惜しくもQ3進出ならず

序盤、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が新しいソフトタイヤで好タイムを記録し、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)をわずかに上回るも、直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分16秒824を叩き出してトップに立った。
しかし、すぐさまシャルル・ルクレール(フェラーリ)がそのタイムを0.166秒上回り、トップに浮上。続いてカルロス・サインツJr.が3番手につけ、フェラーリ勢が好調を示した。
残り9分でランド・ノリス(マクラーレン)が圧巻の1分16秒台前半をマークし、ルクレールに0.4秒差をつけてトップに立つ。タイトル争い中のオスカー・ピアストリはユーズドタイヤで臨むも10番手と伸び悩み、「マシンバランスに大きな差がある」とチームラジオで報告した。
残り数分になると、各車が最終アタックに向けてピットレーンに殺到。渋滞の中でアタック順をめぐる駆け引きが展開される。ルーキーのリアム・ローソン(レーシングブルズ)は2度のラップを中止し、結局代表的なタイムを残せず15番手に沈んだ。
終盤、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がセカンドベストの2番手に浮上。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は7番手に上げ、チームメイトのジョージ・ラッセルも3番手に躍進。角田裕毅は9番手につけていたが、ピアストリのタイム更新によって11番手へ後退。わずかの差でQ3進出を逃す結果となった。
Q2で敗退したドライバーは以下の通り:
■ 11位:角田裕毅(レッドブル)
■ 12位:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
■ 13位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
■ 14位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
■ 15位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
角田裕毅は最後までQ3圏内に踏みとどまっていたが、トラックエボリューションの影響で他車の後塵を拝した。チームメイトのフェルスタッペンは引き続き上位をキープしており、決勝に向けてはレッドブル勢の戦略に注目が集まる。
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