メルセデスF1代表、ラッセル本命評価に警告「まだ戦争には入っていない」
メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、2026年F1シーズンを前にジョージ・ラッセルがタイトル本命と評価されている状況について歓迎の意を示しつつも、現段階で楽観視することへの強い警戒感を示した。

先週、バルセロナで行われた5日間のプライベート・シェイクダウンでの走行内容を受け、ラッセルは複数の主要メディアやブックメーカーから今季タイトル候補の筆頭に挙げられている。

メルセデスはラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリの2人で502周を無故障で走破し、信頼性の高さを印象づけた。ラッセル自身も、最速だったルイス・ハミルトン(フェラーリ)に次ぐタイムを記録している。

こうした評価を受け、ブックメーカーの一部ではラッセルのオッズが2/1まで下がり、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンを上回る状況となっている。

「ドライバーがブックメーカーの本命になるのは、いつだってうれしいことだ。彼はその評価に値する。間違いなくトップクラスのドライバーだからだ」とトト・ヴォルフは、RacingNews365を含む一部メディアに語った。

「彼はマシンのパフォーマンスがどこにあるのかを示してくれているし、全体的に見ても、我々にとって本当に素晴らしい仕事をしてくれている」

一方で、ヴォルフはすぐに慎重な姿勢を崩さなかった。

「ただし、最終的に勝つのは常に“最高のドライバーと最高のマシン”だ。我々は、まだ自分たちのパッケージが十分に優れていると証明できていない」

「我々は、バーレーンの高温かつ摩耗の激しい路面という、いつも我々にとって厄介な条件で“戦争”を戦っていない。そこはまだだ」

「だから、ブックメーカーの予想が正しいことを願ってはいるが、それを信じるのは、それを裏付けるパフォーマンスを実際に目にしてからだ」

メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

ラッセル「評価があっても何も変わらない」
一方、当のジョージ・ラッセル本人は、自身に向けられた“タイトル本命”という評価について、まったく動じていない様子を見せている。

「正直に言って、その話を聞いても特別な感情は何もない」とラッセルは、RacingNews365を含む一部メディアに語った。

「ずっと前から言ってきたように、僕は世界選手権を戦う準備はできている。そういう評価があろうとなかろうと、僕のアプローチは1ミリも変わらない」

「チームと本当にハードに取り組んでいるし、ここにいる全員が、この新しいレギュレーションを最大限に活かすために全力を尽くしている。個人的にも、このチャレンジにものすごくワクワクしている」

「新しいマシンへの適応、エネルギーマネジメントの仕組み、バッテリーの再回収、ブーストシステム、オーバーテイクモード、アクティブエアロ……本当に学ばなければならないことが多い」

「短期間で理解すべきことは山ほどあるけれど、僕はそこをうまく活かせると思っているし、自分自身とチームに自信を持っている」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / ジョージ・ラッセル