メルセデスF1代表 ベルギーGPへ意気込み「夏休み前に勢いをつけたい」
メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフは、今週末のF1第13戦ベルギーGPに向けて、夏休み前の2連戦でチームに勢いをつける絶好のチャンスだと語った。オーストリアとシルバーストンでの苦戦を経て、パフォーマンスの振れ幅を縮めるべく全力で取り組んできたと明かしている。

また、2026年から導入される新レギュレーションを見据え、今後はその準備に徐々に注力していく段階に入るとも言及。

高低差と高速コーナーが特徴のスパと、タイトな市街地的レイアウトのハンガロリンクという対照的な2連戦を通じて、今季マシンW16の理解をさらに深めたいと展望を語った。

「次の2レースは、夏休みに向けて勢いをつけるための好機だ」とヴォルフは語る。

「今季ここまでの12戦では、前線で戦えたレースもあれば、苦しんだ週末もあった。われわれはそのパフォーマンスのばらつきを改善すべく全力を注いできたし、どのイベントでも競争力を発揮できるように努めている」

トト・ヴォルフ (メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

2026年からの新レギュレーション導入が近づく中で、焦点の移行も視野に入っている。

「夏休み明け以降は、2026年に向けた取り組みに徐々に軸足を移していくことになる。だからこそ、この2レースでW16の理解を深め、あらゆるコンディションに対応できる状態に持っていくことが重要だ」

トト・ヴォルフ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 ベルギーGP

続くベルギーとハンガリーでの2連戦は、異なる特性を持つサーキットでW16の性能を検証する絶好の機会だという。

「スパとハンガロリンクは性格が大きく異なる。スパは高低差が大きく高速コーナーが連続し、天候も変わりやすい。一方、ブダペストはタイトでツイスティなレイアウトで、年間でも屈指の高い路面温度に見舞われることが多い」

「われわれはクルマの理解をさらに深めつつ、週末ごとの最適化を図り、力強い結果を目指していく」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1ベルギーGP