メルセデスGP F1イギリスGP
メルセデスGPは、F1イギリスGPの決勝レースで、ニコ・ロズベルグが3位、ミハエル・シューマッハは9位だった。

ニコ・ロズベルグ (3位)
「今日はスタートが良かった。オープニングラップ終了時点で4番手にポジションを上げられた。ロバート(クビカ:ルノー)に頭を抑えられ、後ろからはフェルナンド(アロンソ:フェラーリ)につつかれていたので、ポジションを維持するのは容易ではなかった。今日は戦略も良かった。コマンドポストの面々に感謝したい。特にオプションタイヤのまま、ピットストップを遅らせるという判断が素晴らしかった。インラップもうまく行ったうえに、ピット作業も素早かったので、ロバートの前でコースに復帰できた。表彰台に立てたのは、そのおかげだと思っている。チームが一丸となった結果、バレンシアの直後に状況を変えることができた。我々は一歩前進し、何が悪かったかを冷静に分析したからこそ、表彰台に立てたと思う。これが転機になりそうだ。今後はもっと戦えるという自信が溢れている」

ミハエル・シューマッハ (9位)
「またしても喜べないレースになってしまった。ニコが表彰台に立ったのは嬉しいが、自分の結果については、努力が報われていない気がする。レースの大半でトラフィックに引っかかってしまい、ほとんどクリアラップが取れなかった。ピットストップ直後は、どうにかしてルーベンス(バリチェロ:ウィリアムズ)の前に出ようと頑張ったが、低速コーナーでミスを犯し、コースオフしてしまった。タイムをロスしただけでなく、ポジションもふたつ落とした。あれがすべてだったようだ。次戦のホッケンハイムでは、最良の結果が得られるよう最大限の努力をするつもりだ」

ロス・ブラウン
「ニコのみならず、スタッフのパフォーマンスもかなり良かった。ニコはスタート良く飛び出し、チームの戦略に支えられ、印象的な走りを披露してくれた。十分にプッシュしただけでなく、必要な時に素晴らしいタイムを叩き出した。おかげで完璧に近いレース展開になった。ミハエルもいいスタートを切り、非常に面白いポジションにいた。トラフィックを避けて走行させるために、早めにピットインさせたのだが、ミスを犯してしまい、早期ストップのアドバンテージを失ってしまった。ピットストップを終えたライバルは、続々と彼の前でレースに復帰した。さらにマシンにもダメージが発生した。総括すると、今週末は相応の仕事をしたと思っているが、あと少しペースを上げる必要もある。今夜はトロフィーとともにファクトリーに戻り、ファクトリースタッフや家族とともに3位入賞を祝いたい」

ノルベルト・ハウグ
「ニコもスタッフも素晴らしいレースをしてくれた。5番グリッドからスタートしたニコは、最終的に3位で完走し、過去8戦で3度目の表彰台に登壇した。今週末のペースは、2週間前のバレンシアよりも良かったようだ。地元英国で表彰台を獲得したことは大変喜ばしい。今夕はブラックレーで内輪のバーベキューパーティを開催するので、このようなリザルトが得られて本当に良かった。一方、ミハエルは10番グリッドからスタートし、最後まで諦めない彼らしいレースを見せたうえ、ポイントをもたらしてくれた。ミハエルにも、早晩ニコと同様のリザルトを期待したい」

関連:
F1イギリスGP:優勝はマーク・ウェバー、小林可夢偉6位!

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1イギリスGP