メルセデスF1代表 「W14は作動ウィンドウのターゲットが高すぎた」

ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1はレッドブルとフェラーリに次ぐ3位に転落したシーズンで、サンパウロGPでメルセデスに唯一の2022年勝利をもたらした。
その年の大半は、ポーパシングの問題に悩まされたマシンとの戦いに費やされ、コストキャップ環境の中で問題を理解し、それを解決するためのエンジニアリングに取り組んだ。
「昨年マシンを配置した場所は、おそらく低すぎたと思うし、今年のためにマシンを開発した場所は、おそらく高すぎたと思う」とトト・ヴォルフは説明した。
「これらの決断はすべて、過去にさかのぼることができ、今なら理解できる」
「今のパッケージでは、チームはクルマのスイートスポットをピンポイントで見つけることができるようになった」
「この数週間、空力面でも、これまで見逃してきたパフォーマンスを追加するための素晴らしい作業が行われている」
「すべてがまとまりつつあり、あとは良い週末を過ごし、マシンのパフォーマンスと我々の理解を引き出すだけだ」。
メルセデスF1はオーストラリアGPで予選2位と3位を獲得し、序盤はラッセルがリードする展開となった。
ルイス・ハミルトンも一時的に前に出たが、最終的にはマックス・フェルスタッペンのレッドブルに対抗することはできなかった。
ヴォルフはアルバート・パークのパフォーマンスについて、「レースを重ねることで、より理解が深まったと思う」と語った。
「タイヤも含めたメカニカルセットアップのグループも、ドライバーもいい仕事をしたと思うし、当然、デリバリーもできている」
「すべてのトラックが異なると言えるし、メルボルンは寒かったので、その影響もあっただろう」
「しかし、繰り返しになりますが、過去3レースと予選のすべての結果の平均を取る必要もある」
「それは明らかに私たちを少し押し上げている」
メルセデスは、レッドブルとの差を縮めるために、W14の改良を計画している。そのため、今年後半に発売されるBスペックに近い、現行車からの大幅な変更が予想される。
カテゴリー: F1 / メルセデスF1