ニック・フライ
メルセデスGP(旧ブラウンGP)のニック・フライは、ジェンソン・バトンのマクラーレン移籍は、報じられているような金銭面の問題ではなかったと語る。

ニック・フライは、マクラーレンとバトンとの契約金は、メルセデスGPが来年のために提示した金額より低額であり、メディアが報じた数字よりもかなり低いだろうと主張する。

「金銭的な問題ではなかったと思う」とニック・フライは語る。

「我々のジェンソンへのオファーは、彼がマクラーレンから得るかもしれない金額を上回っていたと理解している」

「我々はジェンソンが離脱を決めたことに失望している。率直に言って、我々は新しい契約のためにここ数週間メディアによって出された偽物の数字よりも非常に豊富なオファーをした」

ここ数週間チームはさらなる契約交渉を続けたかったが、最近アプローチしたとき、バトンのマネジメントは交渉に無関心だったとニック・フライは付け加えた。

「日曜の夜や月曜の朝に状況が分からなくなったのは明らかだった」

「我々は更なる議論を申し込んでいたが、残念ながら、先週はジェンソンのマネジメントチームとごくわずかな対話しかできなかった。彼らはマクラーレンに決めていたので、あまり熱心ではなかったのだと思う」

「私は彼の決断を尊重している。私がそうさせたわけではないし、彼にはアドバイスが不足していたのかもしれない」

「忠誠心が素晴らしかったのは間違いないが、今はそれにあまり多くを期待していない。どんな従業員が会社を離れるときも、私は彼らが正しい決定をして、良い仕事をすると思えれば常に満足だ。そのような状況のとき、常に我々は賛成している」

「今回の状況で、我々は決定の判断を理解できていない。ジェンソンがルイスの領域で彼を打ち負かすつもりなら、彼のゲームは強まっていると思う

バトンをマクラーレンに奪われてしまったが、ニック・フライは、ドライバーを気を散らさずにドライバータイトルとコンストラクターズタイトルを獲得するために、シーズン終了後まで契約交渉を遅らせたことに後悔はしていないと語る。

「理想的には、議論はシーズンが終わる前に完了しているべきだ。しかし、チャンピオンシップはシーズン後半まで進行していたので、契約交渉はドライバーの気を散らすと考えた」

「契約交渉が負担になることなく、我々と彼は完全にレースに専念することができたので、正しい決断だったと思う」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / ジェンソン・バトン / ブラウンGP