アンドレア・ステラ フェラーリF1復帰説を完全否定 マクラーレン残留が確実

背景には、2028年に加入予定のジャンピエロ・ランビアーゼの存在がある。しかしこの人事は、ステラの退任やフェラーリ移籍を意味するものではなく、むしろ現体制の補強と整理に近いものとみられている。
フェラーリ復帰説は「完全否定」
発端となったのは、オランダ紙の報道やポッドキャストでの発言だった。そこでは、ランビアーゼの加入に伴いステラがチームを去り、フェラーリへ戻る可能性が示唆されていた。
しかしその後、複数の信頼性の高い情報源がこれを否定している。
マクラーレン内部の情報として、BBCのアンドリュー・ベンソンは「ステラの退任やフェラーリ移籍を示す証拠はなく、内部では完全に否定されている」と報じた。
さらに、英メディアや関係者の見解も一致しており、フェラーリ側からの接触すら確認されていないとされる。
モータースポーツ分野の報道でも、「この噂は具体的な裏付けではなく、国籍や経歴に基づく推測に過ぎない」と指摘されている。
ランビアーゼ加入の本当の意味
今回の誤解を招いた最大の要因が、ジャンピエロ・ランビアーゼの加入だ。
レッドブルでマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めてきたランビアーゼは、2028年にマクラーレンへ加わる予定となっている。
一部では「チーム代表就任」や「ステラの後任」といった見方も出たが、実際の役割は大きく異なる。
報道によれば、ランビアーゼは上級管理職としてチームに加わり、レースエンジニアリング部門を統括、あるいは現場運営を強化する役割を担う見込みだ。
BBCは「既存のレースオペレーション体制の一部として機能し、ステラの負担を軽減する」と説明している。
つまりこれはトップ交代ではなく、組織の機能分担を進めるための補強に過ぎない。

ステラはマクラーレンの中核にいる
ステラは2015年にフェルナンド・アロンソとともにマクラーレンへ加入して以降、チーム内でキャリアを積み上げてきた。
フェラーリ時代にはミハエル・シューマッハやキミ・ライコネン、そしてアロンソのエンジニアを務めた実績を持つが、現在はマクラーレンの再建と成功の中心にいる。
ザク・ブラウン体制のもとでチームを再構築し、コンストラクターズタイトルとドライバーズタイトルの両方を獲得した実績もある。
そのため現時点で、ステラがこのプロジェクトを離れる合理的理由は見当たらない。
今回の一連の報道は、2028年に向けた組織強化の動きを過剰に解釈した結果といえる。
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / スクーデリア・フェラーリ
