オスカー・ピアストリ ガスリー処分撤回でFIAを批判「F1に危険な前例を作った」

ピアストリ自身もレース中に同様の速度違反でペナルティを受けており、その裁定を消化するために予定外のピットストップを実施。その結果、ガスリーの後方に下がった。
「なぜ一人だけ裁定を覆せるのか」
ピアストリはCrash.netに対し、ガスリーの順位復活について率直な思いを語った。
「正直、その決定には本当に驚いた」
「最終的に間違った裁定だったとしても、同じ理由で他のドライバーたちもペナルティを受け、それをレース中に消化していた」
「それなのに一つのペナルティだけを覆すというのは信じ難い。おそらく過去5〜6戦にも影響が及んでいることを分かっていながらそうしたのだから驚きだ」
ピアストリは自身が順位を失っただけでなく、同じく影響を受けたジョージ・ラッセルの立場にも言及した。
「僕は順位を失ったけれど、ジョージがどう感じているかを考えればなおさらだ。本当に自分の目を疑った」
「今の前例では裁判に持ち込む者が得をする」
今回の決定によって、F1の競技運営に危険な前例が生まれたとピアストリは警鐘を鳴らした。
「僕はペナルティを消化したことでピエールの後ろに落ちた。だから理屈上は僕が3位であるべきだ」
「でも同じ理屈ならジョージが3位であるべきだし、結局すべてが混乱している」
「どうやってこの状況を収拾するのか分からない」
さらに今回の裁定変更が今後のレース運営に悪影響を与える可能性を指摘した。
「今の前例だと、ペナルティを受けても消化せず、異議申し立てをして数カ月後に結果を決めればいいという話になる」
「そんなレースを誰が望むんだ?」
「困惑しているというのが一番適切な表現だ」
従来は全員が同じ扱いだった
ピアストリは、仮に裁定そのものが誤りだったとしても、これまでは全員が同じ基準で扱われていたと主張した。
「これまでは『運が悪かった』『裁定は間違っていた』と言えたとしても、全員に同じ基準が適用されていた」
「でも今はどう判断すればいいのか非常に曖昧になってしまった」
「もちろんレース結果そのものが取り消されるとは思わない。でも本当に厄介な状況になった」
予選7番手もレースペースには自信
一方、バルセロナ・カタルーニャGP予選で7番手に終わったピアストリは、マクラーレンの競争力が失われたとは考えていない。
「他のチームが少し競争力を上げてきただけだと思う」
「今年のメルセデスは練習走行で少し手の内を隠していることが多かったから驚きはない」
「まだ少しタイムを残していたと思うし、最終セクターでどこを失ったのか確認したい。ラップ自体はかなり良かったからね」
決勝ではメルセデスとフェラーリを警戒
タイヤマネジメントが鍵となる決勝について、ピアストリはメルセデスとフェラーリを強力なライバルとして警戒している。
「決勝は厳しい戦いになると思う」
「予選ではメルセデスに近づけると思っていたし、フロントローやトップ3争いも可能だと思っていた」
「でも決勝距離になると隠せるものは何もない」
「メルセデスは非常に強いと思う。フェラーリも全コーナーでとても速かったし、直線で少し苦しんでいただけだった」
「彼らを抜くのも簡単ではないだろう」
そのうえで、「とはいえ、F1では何が起こるか分からない」と逆転への期待も口にした。
カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム / FIA(国際自動車連盟)
