フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGP予選「最悪のマシンと最悪のエンジン」
フェルナンド・アロンソはF1バルセロナ・カタルーニャGP予選で22番手に終わり、地元スペインのファンの前で厳しい結果を受け入れざるを得なかった。アストンマーティンAMR26の深刻な競争力不足に苦しむなか、レース後の取材ではメディアに対して苛立ちを見せる場面もあった。

アストンマーティンは今季ここまで低迷が続いており、アロンソはマシンの欠陥について繰り返し説明を求められている。予選後のインタビューでは、チームの苦境に関する質問に対して皮肉を交えながら現状を語った。

アロンソ「問題はいつもと同じ」
予選最下位という結果についてアロンソは、もはや驚きはないと語った。

「いつもの欠点と同じだ」

さらに取材陣に対し、やや感情をあらわにしながら次のように続けた。

「チームを苦しめたいのは分かっている。この状況が現実だし、その目的は達成できている。おめでとう」

その上で、AMR26が抱える問題を具体的に列挙した。

「エンジンは非常に悪い。おそらく最悪だ。エネルギー配分も悪いし、ギアボックスにも問題がある。空力面にも問題を抱えている」

「すべて改善しようと取り組んでいる。シーズン後半には少しでも良いニュースを届けられればと思う」

夏の大幅アップデートに期待
アストンマーティンは現在のAMR26への細かな開発を事実上停止し、夏に投入予定の大規模アップデート版に開発リソースを集中している。

アロンソはその方針を改めて説明した。

「最悪のマシンと最悪のエンジンだ。僕たちはずっと明確に説明している。シーズン後半に新しいクルマと新しいエンジンが来る」

「この戦略を選んだし、毎週末同じことを言っている。2週間後のオーストリアでも予選最下位だろう」

また、この日の予選ではギアボックスの不具合が特に深刻だったという。

「一番ひどかったのはギアボックスだ」

「あるコーナーではサイドブレーキを引いたような状態になり、リアタイヤがロックした。別のコーナーではブレーキング中なのにスロットルが半分開いたままで、そのまま直進してしまった」

「今は毎周回がコイントスみたいなものだ。予選は本当に難しかった」

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) バルセロナ

42戦連続の対ストロール予選勝利がストップ
今回の予選では、ランス・ストロールが21番手、アロンソが22番手となり、アロンソの連続記録も途切れた。

アロンソはこれまで42戦連続でストロールを予選で上回っていたが、その記録はバルセロナで終了した。

それでもアロンソはチームメイトを高く評価した。

「良い記録だった」

「彼は以前セバスチャン・ベッテルとも組んでいたし、とても速いドライバーだ。見た目以上に差は小さいし、実際には前にいることも多い。みんなが覚えている以上にね」

決勝への期待も薄い状況
通常であれば好スタートでポジションアップを狙うアロンソだが、現在のマシンではそれすら意味がないと感じている。

「むしろスタートで失敗して自分の位置に残った方がいい」

「良いスタートを決めて11番手や12番手、14番手まで上がっても、最初の6周で6台に抜かれる」

「それは楽しくない」

アストンマーティンは7月のベルギー投入を目指す大規模アップデート車に望みを託している。しかし現状の競争力を見る限り、アロンソにとっては我慢の時間がまだ続きそうだ。

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