マクラーレンF1 2024年F1マシン『MCL38』を発表
マクラーレンF1チームは、2024年F1マシン『MCL38』を披露。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのコンビが2024年のF1世界選手権で上位争いを目指す。

2024年F1マシンのネーミング『MCL38』は、チーム創設60周年を記念して2023年のMCL60が命名される前に使われていたナンバリング・システムに戻るが、未使用のMCL37はスキップされる。

マクラーレンMCL38は事前にカラーリングが披露されており、軽量化のためにカラーリングの大部分を取り去ったMCL60のルックにほぼ似ている。

だが、2023年に9回の表彰台を獲得したMCL60と比較すると、ブルーの要素がなくなり、フロントウイングとエンジンカバーの後部にオレンジを多用し、さらに前方のサイドポッドは、昨年のシンガポールと日本GPでマクラーレンが施した特別カラーリングから、幾何学的なスラッシュでブラックに切り替えられている。

昨年、アンドレア・ステラがチーム代表に就任したマクラーレンは、レッドブルの元チーフデザイナーであるロブ・マーシャル、フェラーリの元コンセプト責任者であるデビッド・サンチェスが加わり、ピーター・プロドロモウとともに新テクニカルマネジメント3体制を敷いている。

マクラーレンF1チーム代表のアンドレア・ステラは「今日、MCL38を発表し、初めてコース上での走りを見ることができて、チームも興奮している。今年に向けては、昨シーズンの勢いをさらに加速させたいと考えているが、どのチームも2024年型マシンのために進歩を遂げ、競争力を見出しているだろうという現実的な認識を持っている。我々にとっては、インフラ、人材、文化など、すべてが整っている」

「バーレーンのプレシーズンテストでは、MCL38のペースアップも含めて、やるべきことがたくさんある。チームは冬の間に良い仕事をしてきたので、すぐに走り出すことができると確信しているが、シーズンが始まる前に重要な課題があることもわかっている。クルマには数多くの革新が施されているが、ローンチ仕様のクルマで取り組みたい領域がすべて完了したわけではない。これらの領域は、すでに進行しているシーズン中の開発の焦点となる」

「トラックサイド、MTC、MRCの両チームには、マシンが今日のコースインに間に合うように多大な努力をしてくれた。来週のバーレーンテストに向けて、これからの長いシーズンに目を向けることにする」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / F1マシン