F1 マクラーレン
マクラーレンの実質的な経営者の一人であるマンスール・オジェが、7月26日付で30年以上にわたって関与してきたF1チームを含む同社の全役職を辞任していたことが明らかになった。

マクラーレンは、F1で2番目に成功を収めてきたチームであり、アイルトン・セナ、アラン・プロストといった伝説的なドライバーとともに合計20のタイトルを獲得してきた。

しかし、近年のパフォーマンスは低迷しており、2017年はコンストラクターズ選手権で全チームの後ろから2番目となる9位で終了。1963年にマクラーレンが設立されて以降の最悪のリザルトとなった。

それはエンジンメーカーであるホンダとの悲惨なパートナーシップによってもたらされた結果だが、ルノーにF1パワーユニットを変更した今年もまだコンストラクターズ選手権7位に沈んでいる。現在、マクラーレンは同じルノー製のエンジンを搭載するレッドブル・レーシングよりも1秒以上遅い。

マクラーレンは先月、2014年からレーシングディレクターを務めてきたエリック・ブーリエを事実上の更迭。そしてまた重要な人物なチームを離れることになった。

マクラーレンによって提出された企業文書によると、マンスール・オジェは、マクラーレンF1チームの取締役、同マーケティング部門、そして、F1の開発を他の分野で生かしているマクラーレン・アプライド・テクノロジーでの役職を辞任。

2013年にマンスール・オジェはマクラーレンの親会社とスーパーカーメーカーのマクラーレン・オートモーティブの取締役も辞任しており、もはやマクラーレン・グループとはまったく関わりはなくなっている。

サウジアラビア人のマンスール・オジェ(66歳)は、1982年の12月にマクラーレンと「TAG Turbo Engines」を設立してチームの過半数の株式し、1984年にマクラーレンのディレクターに就任。その後、バーレーンの政府系投資会社マムタラカト・ホールディングが62.9%を保有し、5月にニコラス・ラティフィの父親であるマイケル・マティフィを含む投資家が3億3000万ポンドで残り株式の10%を買収したことで、マンスール・オジェの保有率は15.9%にまで縮小していた。

この買収は昨年、30年間マクラーレンを率いてきた前CEOのロン・デニスが他の株主との対立して25%の株式を手放すという退任劇によって起こったこと。その後、マクラーレンはマンスール・オジェと執行会長シェイク・モハメド・ビン・イーサ・アール・ハリーファからなる執行委員会を創設するなど、新たなマネジメント体制を導入。マクラーレンによると、執行委員会は各部門のボスとともにグループ全体を監督する組織だという。

最近、マクラーレンの元マネージングディレクターのマーティン・ウィットマーシュは、要請があれば復帰も検討すると明かしている。ウィットマーシュは、2009年にチームプリンシパルに昇格する前にマクラーレンを3つのドライバーズタイトルに導いている。

2013年に退社したマーティン・ウィットマーシュだが、従業員によって、作業が終了した際には対価としてチョコレート菓子の“フレッド”が1個ずつ配られることなどが告発された“フレッド・ゲート”に前後してスタッフから協力を求められていた。

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カテゴリー: マクラーレン