マクラーレン・ホンダ:F1スペインGP 予選レポート
マクラーレン・ホンダは、F1スペインGPの予選でフェルナンド・アロンソが今シーズン初となるQ3進出を果たして7番手、ストフェル・バンドーンは9番手だった。
午前中に行われたFP3では、両ドライバーともトラブルのないセッションとなり、限られた時間を最大限に活用することができた。2人とも予定通り走行プログラムを消化しながら、新しいアップグレードとセットアップに関する重要な評価を実施できた。
フェルナンド・アロンソは16周を走行し、オプションタイヤで10番手のタイムをマーク。一方、マシンのバランスをチューニングしている際にグリップ不足を訴えていたストフェル・バンドーンは、15周を走行し、19番手でセッションを終えた。
午後の予選では、昨日着実な走行を行ったストフェル・バンドーンがベストなセットアップを見つけることができず、各マシンのタイム差がわずか0.2~0.3秒という非常に混戦となった中団グループから外れる結果となった。ストフェル・バンドーンはQ2に進出することができず、予選19番手となりました。
一方、フェルナンド・アロンソにとっては非常に前向きな予選セッションとなった。昨日に実施したパワーユニットの交換が奏功し、ドライビングに大きな改善があった。Q1では12番手となり、Q2に進出。Q2では最終ラップでの果敢な走りで10番手に食い込み、マクラーレン・ホンダとして今シーズン初のQ3進出を果たした。Q3では1回のみタイム計測を行い、いつものアロンソらしい見事な走りでマシンの実力を最大限に引き出し、母国のファンの前で見事、予選7番手を獲得した。
関連:【動画】 F1 スペインGP 予選 ハイライト … 0.051秒差の接戦バトル
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1スペインGP
午前中に行われたFP3では、両ドライバーともトラブルのないセッションとなり、限られた時間を最大限に活用することができた。2人とも予定通り走行プログラムを消化しながら、新しいアップグレードとセットアップに関する重要な評価を実施できた。
フェルナンド・アロンソは16周を走行し、オプションタイヤで10番手のタイムをマーク。一方、マシンのバランスをチューニングしている際にグリップ不足を訴えていたストフェル・バンドーンは、15周を走行し、19番手でセッションを終えた。
午後の予選では、昨日着実な走行を行ったストフェル・バンドーンがベストなセットアップを見つけることができず、各マシンのタイム差がわずか0.2~0.3秒という非常に混戦となった中団グループから外れる結果となった。ストフェル・バンドーンはQ2に進出することができず、予選19番手となりました。
一方、フェルナンド・アロンソにとっては非常に前向きな予選セッションとなった。昨日に実施したパワーユニットの交換が奏功し、ドライビングに大きな改善があった。Q1では12番手となり、Q2に進出。Q2では最終ラップでの果敢な走りで10番手に食い込み、マクラーレン・ホンダとして今シーズン初のQ3進出を果たした。Q3では1回のみタイム計測を行い、いつものアロンソらしい見事な走りでマシンの実力を最大限に引き出し、母国のファンの前で見事、予選7番手を獲得した。
フェルナンド・アロンソ (7番手)
「今日は、すべてがうまく進み、あらゆることが期待以上の出来だった。昨日はあまりいいスタートが切れなかったが、今日の結果は今季のこれまでの予選結果を考えると、当然のことながら非常にうれしい気持ちだ。予選7番手というのは、事前に予想していなかったポジションだ。昨日はほとんど走行できなかったが、今日はマシンがかなりいい動きをしていて、アップグレードの効果も確認することができた。風が強く、難しいコンディションだったにもかかわらず、今日はすべてをうまくまとめることができ、マシンに対して自信を持てる一日になった。そのおかげで予選ではプッシュすることができ、0.1秒単位でラップタイムを削ることができた。ここスペインのファンのみんなからの熱い声援は、いつも僕に大きな力を与えてくれる。なので、接近した予選の中でもいいラップタイムを記録できたのは、みんなのおかげだと思っている。チームのメンバーは常に懸命に仕事をしてくれている。今日は彼らにもいい結果を届けることができた。僕たちが上位を目指すために、常に競い合うべきライバルチームのマシンに囲まれながら明日グリッドにつくのは、チーム全員にとって励みになる。ただ、レース本番は明日であり、そこで結果を残してようやくポイントを獲得できる。いいレース戦略を立てて、好スタートを切った上で、このポジションをできる限り維持できるように全力を尽くす」ストフェル・バンドーン (19番手)
「今日、自分になにが起こったのかが、まだきちんと整理できていない。昨日はマシンに対してかなりいい感触があり、自信を持てていた。パフォーマンスに関しても満足していたので、今日の予選でさらに前進するために、すべてが正しい方向に向かっていたと思う。Q2に進出するためのポテンシャルは確実にあったと思うので、昨日のいい流れを予選につなげられなかったことは残念だ。昨日よりもパフォーマンスが少し下がったようだが、今のところ、その理由は分かっていない。今シーズンは開幕以来、全体的に難しいレースが続いているけど、明日は今日よりもよくしたいと思う。今日は両セッションで少し苦しい戦いになった。今夜データを分析し、今日なにが起こったのかを確認した上で、明日に向けてなにができるのかを考える必要がある。今回も週末に向けてスムーズなスタートを切ることができなかったが、一番大事なのは今ある問題を克服し、明日はスムーズな走りができるようにすることだ。明日の目標は特にないけど、問題なく、スムーズなレースをするのみだ。レースでは戦略がかなり重要になると思うので、自分にできることに最大限トライするだけだ。今日の予選でフェルナンドがQ3に進出したことは、マシンの開発が正しい方向に向かっていることを意味している。現場にいる僕たちは、マシンをうまくまとめるようにするだけだ。現状を改善するために、全員が集中して、できる限りプッシュしようとしている。今後数戦のうちに、さらなる改善が見られることを願っている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「ここバルセロナで午後に行われた母国グランプリの予選において、フェルナンドがすばらしい走りをみせ、明日のスペインGPに向けて7番手を獲得した。本当にすばらしいの一言だ! 一方でストフェルは、Q1でフェルナンドとのタイム差がそれほどあったわけではないものの(わずか0.2秒~0.3秒)、僅差でQ2進出を逃してしまった。今日はマシンのバランスにあまり満足していなかったとストフェルが言っていたので、これからデータで、その背景を確認しようと思う。今日の中団グループはあまりにも接戦だったので、例え僅差でも、Q1の通過が難しい状況になってしまう。それでも我々はストフェルがどれだけいいドライバーなのかは分かっているし、明日のレースに向けてセットアップを最適なものにするために、彼のエンジニアは今夜、ストフェルと力を合わせて精力的に仕事に取り組く。最後になったが、小さいながらも有効なアップデートを導入してくれたホンダに対して、よくやったと言わせてほしい。そのアップデートが今日のパフォーマンスの向上に貢献したことは明らかだ」長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
「まず、ホームグランプリを迎え、たくさんの熱狂的な観客の前ですばらしいパフォーマンスを見せてくれたフェルナンドに感謝したいと思います。昨日は難しい状況からのスタートとなりましたが、FP2とFP3の限られた時間を最大限有効に使いながらセッティングを煮詰め、今季初めてQ3に進出するとともに、7番グリッドを獲得してくれました。今日の予選のセッションの中で見せてくれた彼の集中力の高さには感嘆の一言です。フェルナンドのすばらしい仕事に加えて、PUに関しては、今回持ち込んだアップデートの効果を十分に確認することができました。PUのパフォーマンスを前進させることができたと思いますし、今日のセッション後にガレージ内のポジティブな空気を感じられたことはとてもよかったです。ただ、前を走るライバルとはまだ差があることは事実ですし、ここで止まることなく開発を続けていかなくてはいけません。ストフェルについてはマシンのベストバランスを見つけることに苦しみ、難しい一日になってしまいました。短いタイム差の中に多くのライバルが居並ぶ接戦の中で、明日は19番手からのスタートという残念な結果になってしまいました。このあとも懸命な作業を続け、すばらしいファンの前で明日もいいレースをしたいですし、今季初のポイント獲得につなげたいと思います」関連:【動画】 F1 スペインGP 予選 ハイライト … 0.051秒差の接戦バトル
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1スペインGP