マクラーレン・ホンダ
マクラーレン・ホンダは、F1カナダGP初日のフリー走行で、フェルナンド・アロンソが15番手タイム、ジェンソン・バトンが18番手タイムだった。

フェルナンド・アロンソ (15番手)
「今日のFP2のプログラムは、セッション前半にほとんどの内容をこなしたおかげで、雨の影響はそれほどなかった。全体的には、今日は興味深い一日だった。FP1では色々試してみたけど、すべて期待どおりの動きだった」

「今のところマシンのバランスと、カナダ戦に向けてアップデートした馬力については満足しているけど、ここのコースの特徴は僕たちのパッケージにはあまり適しておらず、目標とするラップタイムからはまだ0.5秒ほど遅い状況だ。ポジションについては、ここカナダでも前進する必要があるけど、達成するのは容易ではないだろう。明日の予選では、中段グループに留まるのではないかと思う」

ジェンソン・バトン (18番手)
「今朝のセッションを終えて、セットアップに関してはまだやるべきことが沢山あるとすぐに気がついた。ただ、今は具体的に何をすればいいのかがわかっているし、既にその作業も始めている。まだ多くの作業が残っているけど、明日の予選ではその成果を確認できるようにしたいし、そうなると信じている。1回目のフリー走行ではギアボックスの不具合が発生した。2速に入ったままギアチェンジすることができなかった。ギアを3速に入れる際に十分にダブルクラッチしなかったせいかもしれない。ただ、その問題はすぐに解決したので、セッション後半にはコースに戻ることができた。今週末の天気予報については、みんなちゃんと理解していると思う。なので、午後のセッションで雨が降り出した際には、その状況下でコース上に出て行く必要はなかった。コースがずぶ濡れになっていたからね。パドックには新しい部品が用意されていたけど、クラッシュしてしまったら、それで終わりだ。せっかくアップグレードしたものが台無しになってしまう。土日は雨が降らないと予想されているので、その時点でセッションを終了した。明日の予選でトップ10に入るのは簡単ではないだろうけど、何が起きるかは分からないので、トライしてみるつもりだ」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「フリー走行1では、ジェンソンのマシンのギアボックスに少し不具合が出ましたが、すぐに解決し、プログラムを無事終了しました。フリー走行2では途中から雨が降ることが分かっていたので、 激しい雨によってセッション後半が走行不可となる前に、予定していた作業の大半を何とか完了しました。雨が降ったのは残念でしたし、不都合ではありますが、ここモントリオールで豪雨に見舞われることがあるのは誰もが知っていますので、状況はみんな同じです。それに、今日は膨大なデータを収集することができたので、それを午後から夜にかけて解析します。明日の天気予報は比較的良いようなので、グランドスタンドの観客の皆さんや自宅でTV観戦される方々のために、今日、土砂降りになった後は誰も走ることがなかったコース上で、観る者を楽しませる予選を繰り広げたいと思います」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1カナダGP