マクラーレン
マクラーレンの新しい職場環境は、アップグレードの半分が機能しなかった2014年の状況を修正したものだとエリック・ブーリエは語った。

マクラーレンは、新しいエンジンパートナーとなったホンダとの2015年シーズンでまだポイントを獲得していないが、エリック・ブーリエは、実施された相当な再構成が成果を挙げていると考えている。

「全体的な文化と哲学に大きな変化があった」とエリック・ブーリエは述べた。

「会社のあらゆるレベルではっきりとしたリーダーシップがある。我々は追求したい方向性に同意し、人々を連れてきた」

「心構えは、人々に“伝える”から“尋ねる”に変化した。我々は人々を統合し、意見やアイデアをシェアしている」

「今ではみんながクルマの所有者だという感覚を有している。それがこの新しいアプローチのメインの結果だ」

「彼らはモチベーションが高まっており、結果に興味を抱いている」

「例えば、去年我々がトラックに持ち込んだ50%は完全には機能していなかったと思う」

「今年は、それはおよそ5〜10%まで下げている」

2013年にザウバーから移籍したエンジニアリングディレクターのマット・モリスは、文化的のシ不トが重要だったと述べた。

「組織内の人々は、おそらく過去よりもクルマにより関わっているという感覚がある」

「再構成する前は、プロセスの一部であるよりも、むしろ伝えられたことをただやっているという感覚があった」

「今では、人々はより権限を与えられていると感じてる。クルマのピースは彼らのものであり、彼らはそれにプライドを持っている」

元レッドブルのデザイナーであるピーター・プロドロモウは、これまでのマクラーレンの“ピーキー”なダウンフォースを求める習慣を根絶し、より運転しやすいクルマにするために空力コンセプトのオーバーホールを進めた。

ピーター・プロドロモウは、実際に成果を挙げた舞台裏の変化のもうひとつの例だと述べた。

「過去2シーズン、チームは空力学的にわずかに道に迷っていた」

「もし、我々が以前のコンセプトを続けていたら、我々が成し遂げられることはそれほど多くないことが明らかになった」

「それで、我々は新しい空力コンセプトを確立していき、異なる作業方法にも取り組んだ」

「新しいコンセプトは、将来チームが向かう方向を形作ったものだ」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1