F1マレーシアGP セパン代表「F1を手放したのは誤りだった」

1999年から2017年までF1マレーシアGPを開催してきたこのトラックは、19回目の開催を最後にカレンダーから姿を消した。新型コロナの危機よりもずっと前に消えており、復帰の可能性が時折取り沙汰されるものの、状況ははるかに複雑だ。
現地では希望を失ってはいないものの、嘆きも多い。現在の最優先事項はMotoGPとの新たな契約交渉であり、2026年初頭にはマレーシアで二輪世界選手権の公式発表が行われる可能性もあるという。
「過去の過ちを繰り返したくない」とサーキットのディレクター、アザン・シャフリマン・ハニフはマレーシアの『New Strait Times』に語った。「我々はF1を手放してしまい、今では戻すのがとても難しい。MotoGPで同じ誤りを犯さないことを願う」
「F1に戻るには待機リストがあり、コストも非常に高い。我々に提示された予算は7,000万ドルだった。それは1レースごとであり、運営コストは含まれていない。待機リストには多くの人々がいるので簡単ではないだろう。ただし本気で取り組むなら、議論を始められるかもしれない」

マレーシアにとっても、他の国々と同じように、F1復帰のための資金調達が最重要課題となる。セパンは常にF1マシンが観客を魅了した舞台だが、復帰の可否は資金にかかっている。
「F1を望んでいるのはセパン・サーキットだけではない」とアザン・シャフリマン・ハニフは強調する。「公共部門も民間も多くの関係者が復帰を望んでいる。我々はシンガポールがどうやってF1を開催しているかを見習うべきだ。彼らはすべての関係者を巻き込んでいる。省庁から民間企業、ホテルまで、全員が貢献している。復帰を目指すなら、我々もそうしなければならない」
「これは時間がかかる。MotoGPでさえ投資回収を増やすのに時間がかかった。重要なのは、全員が一体となることだ」
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