FIA 世界耐久選手権
トヨタ7号車を務めるホセ・マリア・ロペスは、WEC 富士6時間レースのポールポジションを逃すことになったピットロードスピード違反をチームにすぐに報告しなかったことを猛省した。

ル・マン24時間レース以外のWECシリーズ戦では、決勝のスターティンググリッドは予選でドライバー2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均値で決定される。TS050 HYBRID 7号車はホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉がアタックし、平均タイム1分23秒557で総合トップに躍り出た。

しかし、セッション終了直前に、7号車のホセ・マリア・ロペスがピットロードで8.7km/h超過のスピード違反をしていたことが発覚。ロペスのタイムは抹消され、7号車はLMP1クラス最後尾の8番手グリッドから明日の決勝レースをスタートすることとなった。

「今回の件は私のミスだ。二度とこの様なことが起こらないよう、今日の反省を心に刻む」とホセ・マリア・ロペスはコメント。

「最大のミスは、ラップタイムには影響はないだろうと思い込み、すぐに状況を報告しなかったことだ。それは完全な間違いだった」
「もしこうなることが分かっていてすぐに報告していれば、新たにアタックしてタイムを出すことが出来ていたはずだ。しかし、今回の件は勉強になった。残念な結果だが、まだ長い決勝レースが待っていますので、必ず追い上げる」

チームメイトの小林可夢偉も落胆を隠さない。

「“地元富士”でポールポジションが獲得出来たと思っていただけに、それを失うことになり本当に残念です」と小林可夢偉はコメント。

「チームはこのレースウィーク、素晴らしい仕事でTS050 HYBRIDを仕上げてくれて、今日は昨日よりも格段に良い感触で走れました。決勝レースでは、頑張ってくれているチーム、そしてファンの皆様の声援に報いるためにも最後まで諦めずに全力で戦います」

7号車に代わってポールポジションからスタートすることになった8号車のドライバーも二人に同情している。8号車のアタックを担当したフェルナンド・アロンソとセバスチャン・ブエミは走行直後、平均タイムが出た時点では、僅か1000分の6秒8号車が7号車を上回っていた。しかし、ブエミのアタックラップ中にコース外に4輪がはみ出したとして該当ラップタイムが抹消に。再度アタックに向かったが、タイムをのばすことは出来ず、7号車の0.091秒遅れで2番手になっていた。

セバスチャン・ブエミは「7号車の皆は素晴らしい仕事をしていただけに残念だ」とコメント。

「こんな形でポールポジションを獲得するのは本意ではなかった。唯一の救いは、四輪コースオフのミスが払拭されたことくらいだろうか。チームの目標が達成できるよう、明日はいつものようにレースに集中するだけだ」

フェルナンド・アロンソは「マイク、可夢偉、ホセにとって、気の毒な結果となってしまった。予選ワンツーが幻となってしまい、とても残念だ」とコメント。

「一時はポールポジションを掴みながらも、四輪コースオフでそれを失い、最終的にはポールポジションとなる、僕たちにとっては激動の予選でした。ノンハイブリッドのLMP1とのタイム差が縮まり、明日の決勝は厳しいレースになるだろう。何があっても明日はベストを尽くして、地元のファンの皆様へ勝利をお見せできるよう全力でレースに臨む」

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カテゴリー: ホセ・マリア・ロペス | WEC (FIA世界耐久選手権)