F1:日本GPを含めた残りのカレンダーの確定は「急いでない」
F1は、ヨーロッパラウンドを終えた後の2020年のF1世界選手権の完全なカレンダーを確定させることを急いではいない。

今週、F1は7月5日にオーストラリアでスタートし、9月6日にイタリアGPで終わるヨーロッパラウンドの序盤8戦のスケジュールを発表した。オーストリアとシルバーストンでは2連戦、ハンガリーGP、スペインGP、ベルギーGP、イタリアGPと3連戦+2連戦の10週間で8戦を開催する過密スケジュールとなる。

F1の最高経営責任者であるチェイス・キャリーは、以前、ヨーロッパラウンドの後にアジアへと渡り、アメリカ、中東でシーズンを終える15~18戦のカレンダー構想を語っていた。

メキシコは当初の日程である10月30日に開催することになると表明しているが、チェイス・キャリーは現時点では様々なレース主催者と話をしているところだと語り、まだ次のレグを確定する最終期限を決めていないとしている。

「我々は未知の海域にいる」とチェイス・キャリーはF1公式ウェブサイトに語った。

「引き続き、かなり短い時間枠を超えて可視性が欠如しているのは確かだ。我々はすべてのプロモーターと一緒に取り組んでおり、彼ら全員と活発に話し合っている。全てのプロモーターが同じ可視性を持つことに苦労している」

「今は期限を設けていない。状況の流動性により、最終期限を設けることは圧力を生み出してしまう。それは状況に対して適切かつ現実的ではないかもしれない。そのため、我々は目標を考えている」

「我々の目標は、6月の終わりまでにカレンダーの残りの部分が完了しない場合でもそれに対応することだ。我々は自分たちが試してみたいことが何かをわかっている」

「いくつかがうまくいかない場合には他の選択肢がある。カレンダーにはまだ実現しないかもしれないレースがあると思っている。我々には選択肢があると思っている」

「我々は正しいことを行いたいと思っているが、このような時期では安全が優先事項であり、どのようなことが必要か、どのような問題に対処しなければならないかを理解した方法で決定したいと思っている。適切な方法で決定を下すためにも、決断を急ぐことなく対処する必要がある」

最も気になるF1日本GPは以前にリークされた暫定カレンダーでも当初の予定通り10月11日に組み込まれている。まだ4か月の期間があるが、先日MotoGPは10月18日にツインインクもてぎで開催予定だった日本GPの中止を決定している。

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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア / F1日本GP