F1
F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、ファステストラップを記録したドライバーに追加の1ポイントを与えるという決定が、F1オーストラリアGPのレース終盤を盛り上げたと考えている。

今年からトップ10圏内でレースをフィニッシュしてファステストラップを記録したドライバーには1ポイントのボーナスポイントが付与され、チャンピオンシップを占う上で大きな影響を及ぼすことになると考えられている。

最初のボーナスポイントを獲得したのは優勝したメルセデスのバルテリ・ボッタスとなった。ボッタスはメルセデスからの指示を無視してファステストラップを狙い、合計26ポイントを手にしている。

レース終盤には表彰台を獲得したチームメイトのルイス・ハミルトン、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンもファステストラップポイントを狙いにいった。一方、セバスチャン・ベッテルが4位、シャルル・ルクレールが5位でレースを終えたフェラーリは、リスクを恐れてファステストラップを狙わさせなかった。

ロス・ブラウンは、レース終盤のそれらの攻防がレースを“盛り上げた”と考えており、追加のポイントを与えるという決断に満足していると語る。

「レースのファステストラップを記録したチームとドライバーに1ポイントを付与するというシステムの復活はレース終盤を盛り上げた。フェルスタッペンはそれを手にしたボッタスを突き出そうとしていた」とロス・ブラウンはコメント。

「表彰台が早い段階位で決まってしまうようなレースでは、追加の1ポイントを巡る戦いはレース終盤を確実に盛り上げるだろう。チャンピオンシップの終盤にそれが非常に重要になってくるという認識があるからね」

「それが我々とFIAが新しいアイデアを考え出したときに念頭に置いていたことだ」

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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア