リアム・ローソン F1オランダGPの接触でサインツと舌戦「直接話しに来い」

問題の接触は27周目のセーフティカーリスタート直後、ターン1で発生した。サインツがローソンの外側から仕掛け、両者は接触。ともにパンクを喫してピットに入り、レースは事実上終わった。
スチュワードはサインツに非があると判断。アペックスでローソンの前軸より前に出ていなかったとして10秒ペナルティを科した。FIAの裁定は「衝突についてサインツが全面的または主に責任がある」と明記された。
無線ではサインツが激怒し、ローソンを「本当にバカだ」と罵り「なんてこった!この男だ!いつも同じ奴だ」と言い放った。
レース後もサインツは不満を募らせ、問題はローソンの走り方だと主張した。
「リアムとはいつもサイド・バイ・サイドのレースが非常に難しい」とサインツは語った。
「彼は常に接触してリタイアやパンクのリスクを取ることを好むように見える。僕らがそうなったようにね。二台が並んで走ることを受け入れるよりも、そうする方を選ぶんだ」
これに対しローソンは、その批判を一蹴した。
「彼は今日僕をオーバーテイクしようとしたし、結局彼はペナルティを受けた。だから彼が言いたいことは何でも言えるだろう」とローソンは述べた。「ただ、みんなに言いふらすんじゃなくて、僕に直接話しに来ればいいのにと思う」
「でも、もし僕の責任だったなら、僕がペナルティを受けていたはずだ」
「彼の苛立ちは理解する。こういう状況は避けたいし、僕も逆の立場を経験したことがある。ルールの書き方がそうなっているだけで、僕ら全員それを分かっているんだ」

レーシングブルズのローソンは、コールドタイヤと滑りやすいコンディションを考えれば、サインツの試みは「リスキー」だと指摘した。
「仕掛けに行くのは構わないけど、ただリスクがある。結果的に僕らは接触してしまった。理想的ではなかったけど、だから彼がペナルティを受けたんだ」と語った。
この結果、ローソンの連続ポイント獲得は途絶え、2025年シーズンで初めてトップ10スタートからノーポイントに終わった。
さらに悔しさを増したのは、チームメイトのアイザック・ハジャーが3位で自身初のF1表彰台を獲得し、サインツの僚友アレクサンダー・アルボンが5位で力強いフィニッシュを決めたことだった。
それでもローソンはすぐにハジャーを称えた。
「チームのために本当にうれしい。アイザックは素晴らしいレースをしたし、表彰台は特別なことだ」と語った。
「チームはとてもハードに働いてきたし、この結果は本当にふさわしい。表彰台という結果は、このマシンのポテンシャルを示していて、とてもポジティブだ。次戦モンツァに向けてね」
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