レッドブル&アルファタウリ両代表がリアム・ローソンのF1デビューを称賛
レッドブル代表のクリスチャン・ホーナー、アルファタウリ代表のフランツ・トストの二人が、ダニエル・リカルドの代役としてF1オランダGPでアルファタウリで堅実なF1デビューを飾ったリアム・ローソンを称賛している。

リカルドがFP2のクラッシュで手を骨折して欠場となったため、リアム・ローソンは土曜日にマシンに乗り込み、ウエットコンディションでの最初の経験を積むことになり、予選では最下位となる20番手で終えた。

グリッドに向かう周回で初めてドライコンディションのマシンを試したローソンは、スタート後の1周目にインターミディエイトへの交換ラッシュに加わった。

序盤にストップした一人として、ローソンはレースの3周目に一時的にファステストラップを記録し、しばらく11位で走行した。

しかし、アルファタウリがチームメイトの角田裕毅の後ろにローソンをダブルスタックさせ、ケビン・マグヌッセンのピットアウトを妨害したため、10秒加算のペナルティを受けた。


一時はシャルル・ルクレールのフェラーリをパスする場面もあったローソンは、最終的に完走した17台中13位に分類された。

「ウェットコンディション、ドライコンディション、まったく経験したことのないマシンに放り込まれたかわいそうな男だったが、彼はよくやったと思う」とレッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは語った。

「実際、彼はマックス(フェルスタッペン)が最後にインターミディエイトタイヤに履き替えたアウトラップでマックスを追い抜いた」

「彼の経験不足の中であのようなレースを完走できたこと自体、非常に難しい状況の中で彼は非常にうまく自分を発揮してくれたと思う」

スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表であるフランツ・トストは、ローソンの長期的な見通しについて結論を出すのは時期尚早であると強調した。

「本当に難しかったからこそ、彼はいい仕事をした」とフランツ・トストは語った。

「彼はウエットコンディションで走らなければならなかったし、ドライでの周回数はそれほど多くなかった。彼はミスをしなかった。とてもいい仕事だった」

「彼は少し待たなければならない。F1に参戦するのは一つの話だが、その後、ドライバーがどのように成長し、パフォーマンスを向上させるかは別の話だ。待たなければならない」

ローソン自身も、午後はミックスドコンディションで経験を積むことが目的だったと認めている。

「ちょっと雑なレースになってしまった」とローソンはメディアに語った。

「コンディションは大混乱だった。グリッドについたら雨が降ってきた。確かに最高の気分ではなかった。でも、レースを通して多くのことを学ぶことができた」

「序盤はベストではなかった。ピットストップでのスタック、そしてペナルティ(ケビン・マグヌッセンのドライブ妨害)で多くのタイムをロスした」

「でも後半は、ソフト、クリーンエア、そして、インターで少しずつ感覚を掴み始めた。昨日よりずっと快適だった。それは確かだ」

「いつも振り返って反省するものだし、もっとうまくやりたかったことは確かにある。でも、かなり満足している」

ローソンはフェラーリのシャルル・ルクレールとホイールトゥホイールのバトルを繰り広げた。ルクレールは、レース序盤にマシンにダメージを負ったことが原因でリタイアした。

「彼はソフトタイヤでかなり苦戦していたと思うし、僕が抜くたびにストレートで抜き返された」とローソンは語る。

「だから少しイライラしたけど、経験を積むのは明らかに良いことだ。何度もピットストップを繰り返し、雨でもドライでもホイールトゥホイールのレースをして、あらゆる状況を経験できた。だからいい勉強になったね」

ローソンは今週末のイタリアGPでもリカルドの代役を務め、リカルドが手の手術から回復して追って通知があるまで継続する。

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カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / レッドブル・レーシング / スクーデリア・アルファタウリ