ランド・ノリス F1ベルギーGP予選3番手「人生最高レベルの予選ラップだった」

マクラーレンは週末開幕前に、信頼性対策としてノリス車へ新しいパワーエレクトロニクスを投入することを決定。
年間使用基数を超過したため10グリッド降格が科されたが、オーバーテイクが比較的容易なスパ・フランコルシャンをペナルティ消化の舞台に選択した。
「これまでで最高の予選ラップのひとつ」
予選Q3では、ノリスが最初のアタックで暫定ポールポジションに立つ力走を披露。その後、アンドレア・キミ・アントネッリとマックス・フェルスタッペンに逆転され3番手となったが、1分44秒801というタイムを記録した。
2回目のアタックではファーニュ・シケインでコースオフし、グラベルに飛び出したことでラップを中断。週末には同じ場所でルイス・ハミルトンとピエール・ガスリーがクラッシュしており、リスクを避ける判断となった。
それでも最初のラップが十分に速く、3番手を確保。ノリスはその内容を高く評価した。
「本当に良い予選だった。正直、3番手になれたことには少し驚いている。あのラップは本当に素晴らしかったし、予選ではこれまでで最高のラップのひとつだったと思う。本当に満足している」
「唯一残念なのは、明日13番手スタートになることだ。でも、それ以外は週末を通して満足しているし、自分としてはマシンの力を最大限に引き出せていると感じている。今日もそれができた。3番手が現実的な最高順位だったと思う」
決勝はトップ6入りを現実的な目標に
マクラーレンは今季、中国、日本、モナコで発生した信頼性トラブルを受けて対策部品を投入。追い抜きがしやすいスパでペナルティを消化する戦略を選択した。
ノリス自身も決勝での追い上げには期待しつつ、過度な楽観はしていない。
「順位を上げることはできると思う。でも、トップ8のどこまで行けるかは別問題だ」
「今日のラップで3番手になれたのは本当に素晴らしかった。でも、他のみんなより圧倒的に速かったわけじゃない。コンマ05秒とかコンマ1秒くらいの差だった」
「今日のような完璧に近いラップでようやくその差だったことを考えると、実際には僕たちがライバルより速いとは言えない」
「明日、大きく順位を上げられるとは思っていない。でもトップ6に入れたら最高だし、トップ8なら現実的な結果だと思う」

ピアストリは苦戦を認める
一方のオスカー・ピアストリは7番手に終わり、チームメイトから0.2秒以上遅れた。2025年のベルギーGP勝者は、週末を通じてマシンバランスに苦しんでいることを認めている。
「正直、週末を通して簡単ではなかった。マシンバランスに苦しんでいるし、特に今日はタイムを引き出すのが本当に大変だった。簡単な一日ではなかったね。明日どうなるか見てみたい」
また、FP2が赤旗で十分なロングランを行えなかったこともあり、決勝ペースの比較は難しいと説明した。
「レースペースは正直分からない。FP2では誰も十分な走行ができなかったし、ランドも僕もまともなロングランはしていない。おそらく僕たちは3番手か4番手くらいの速さだと思うけど、全体の差は非常に小さい。何かひとつで順位は大きく変わるはずだ」
決勝ではノリスが13番手からどこまで追い上げられるかが注目される一方、ピアストリは苦戦した予選からレースペースでの巻き返しを狙う。マクラーレン勢にとっては、それぞれ異なる課題を抱えながらポイント獲得を目指すベルギーGPとなる。
カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム / F1ベルギーGP
