ランド・ノリス F1アゼルバイジャンGP初日のクラッシュに「悔しい」

FP1でトップタイムを記録したノリスだったが、FP2ではターン4立ち上がりでマシンが外に膨らみ、コンクリートウォールにヒット。直前にはターン2でも危うい場面があり、マシンにダメージを負ってピットへ戻った。
「ウォールに当たった。タイヤがやられた」とノリスは無線で報告。その後、スピードを落としながらガレージへと戻った。
セッション後にノリスは「特にここでは代償が大きい。あの瞬間まではいい感触だった」と振り返った。
「限界を攻めて見極めようとした結果だから、何も試さないよりはマシだけど悔しい。高燃料での走行もしておきたかったし、特に今年は昨年よりも柔らかいコンパウンドを使っているから、それを試せなかったのは痛い。でも仕方ない。明日取り返すしかない」
「今年のトラックは昨年よりもかなり速いし、この柔らかいコンパウンドはモナコやイモラくらいでしか使わない。だから学習が遅れている」
「今日は僕にとってもオスカー(ピアストリ)にとっても荒れたセッションだった。彼もマシンに苦戦していたようだ。でも明日どう取り返せるかだね」

ノリスが言及したように、チームメイトで選手権首位のオスカー・ピアストリも苦戦。FP1ではパワーユニットの問題、FP2ではターン15でウォールに軽く接触する場面があった。
「ちょっと難しかったね」とピアストリは振り返った。
「アップダウンのある1日だった。速さはあると思うけど、現状ではマシンから最大限を引き出すのが簡単じゃない。FP2ではいくつか試したことがあるから、振り返って明日のために何を変えられるか確認するつもり。タイヤの選択も違ってくるだろう。ポジティブな部分も多いけど、今日は厄介な瞬間がいくつかあった」
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