ロバート・クビサ、ウイングを勝手に交換したウィリアムズを非難 「限度を超えている」
ロバート・クビサは、何も説明することなくアップグレード版フロントウイングをマシンから取り外されたことを明らかにし、ウィリアムズの行為は“限度を超えている”と非難した。

ウィリアムズは、F1日本GPのプラクティスでアップグレード版のフロントウイングを試しており、ロバート・クビサはパフォーマンスに満足していた。

だが、ウィリアムズは予選前にロバート・クビサのマシンから新しいフロントウイングを取り外した。ただし、チームメイトのジョージ・ラッセルも古いフロントウイングを走らせている。

予選でクラッシュを喫したロバート・クビサだが、ウィリアムズの行動に不満を抱いている。

「金曜日はとても良かっ。非常に長い間で初めてと言っていい」とロバート・クビサは地元ポーランドのテレビ局に語った。

「でも、僕たちはフロントウィングを変更した。それで良くなるはずはなかった。もう一台のクルマは何のアドバンテージも得られていなかったし、さらに悪くなっていた。でも、僕のクルマははるかに良くなったと感じていた」

「でも、奇妙な理由により、予選前にウイングは今朝僕のマシンから取り外されていた。土曜日に考えるがあまりに時間は多すぎたんだと思う…」

「台風は過ぎ去ったが、ここでの決定はこのトラックに関連するものではなく、他の理由や選択に関連していると思う」

「でも、今朝は僕に多くのことを考えさせてくれた。ある程度のことを知っていたが、今朝はおそらく限度を越えていた」

ロバート・クビサのこのコメントについて、ウィリアムズは、日曜日の天候と突風を考慮して、ウイングを損傷させるリスクを冒さないことを選択したと説明している。そして、ロバート・クビサがクラッシュしたことを考えれば、チームは決定には正当性があるかもしれない。

「いつものように、我々はレースの各週末に先立って最も効果的な戦略について話し合うが、必要に応じて調整している」とウィリアムズは説明。

「我々の新しいフロントウイングは、将来のレースでの走行を視野に入れて、常にこのイベントのテストアイテムとして意図されていた」

「台風ハギビスが土曜日の全走行をキャンセルせざるをえない可能性があり、今日の厳しい風の状態と相まって、チームは、メキシコでさらなるテストを実施する前に、新しいフロントウィングを走らせて損害を被るリスクを負わないことを決定した」

「予選での出来事を考れば、これが正しい決定であることが証明された」

しかし、ウィリアムズの行為にロバート・クビサの不満は収まらない。

「ロシアのレースを失望させた後、予選前に僕に知らせさえせずに決定が下された。これは正しい方法ではないと思う」とロバート・クビサはコメント。

「ロシアでの失望の後、僕たちみんながここにいてベストを尽くすことを望んでいた。それが金曜日に僕たちがやろうとしていたことだ。実際、金曜日のフィーリングを掴んでいたが、僕のフィーリングがあまりにも良かったのかもしれない」

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カテゴリー: F1 / ロバート・クビサ / ウィリアムズ・レーシング / F1日本GP