ケビン・マグヌッセン ハースF1チーム
最近、そのドライビングスタイルが非難されているハースF1チームのケビン・マグヌッセンだが、ペナルティを科せられていないことが自分の走りを正当化していると考えており、今後もアグレッシブなドライビングスタイルを変えるつもりなどさらさらないと語った。

F1マレーシアGPでケビン・マグヌッセンは、フェルナンド・アロンソとのバトルで幅寄せして接触。さらにジョリオン・パーマーとのバトルでもターン1でパーマーをスピンさせている。

フェルナンド・アロンソは無線でケビン・マグヌッセンを“馬鹿野郎”だと非難し、F1ハンガリーGPで同じようにコース外に押し出されて“最もスポーツマンらしくないドライバー”だとマグヌッセンを表していたニコ・ヒュルケンベルグは“正しい”と同意。

最近ではケビン・マグヌッセンには“悪童”という不名誉な呼び名までついている。

だが、ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表は、他のドライバーから尊敬を勝ち取るにはそうやって自己主張していくしかないとケビン・マグヌッセンの強気なドライビングスタイルを擁護している。

ケビン・マグヌッセンは、今年のハースF1チームは激しい中団バトルを戦っており、なんとしてでもポジション稼いでいくしか選択肢はないと主張する。

最近のクラッシュについて質問されたケビン・マグヌッセンは「かなりシンプルなことだと思う」とケビン・マグヌッセンはコメント。

「僕たちは楽にポイントを獲得できる立場にいるわけではないし、自分たちがその位置にいるなら、ポイント圏内にとどまるために懸命に戦う必要がある。しばしばレース序盤に順位を上げるとができる。レース序盤は全員が固まっているので戦いやすいし、ポジションを上げやすいからね」

「でも、全てが一旦落ち着けば、レースペースがより重要になるし、8番手くらいを走っていて、十分な速さがないときは、戦わなければならない」

「もちろん、僕だって誰かを抑えるためにこんなに懸命に戦わずに楽ににポイントを獲得できるような状況にいたいよ。速いときと速くないときとでは、走り方は違うものだ。ポイントを獲得しようとしてたくて、トップ10をになれる十分な速さがないのであれば、本気で戦うしかない」

「ワールドチャンピオンを争っている人であれば、そこまでハードに戦いたいとは思わないだろうし、もっと安全にチャンピオンシップを目指すだろう。でも、僕たちのポジションでは、1ポイントを獲得するために最大限での戦いをしなければならない。あるいは2ポイントや6ポイントなど・・・何かを得られるかもしれないし、そのために頑張るしかない。1年を通して一貫してポイントを獲得できる可能性はとても低い」

ケビン・マグヌッセンは、ハースF1チームから完全なサポートを受けているため、他に気にしている唯一のことはスチュワードの意見だけだとと語る。

「誰もが、オーバーテイクされないように出来る限りハードに頑張るものだと思うし、楽に抜かせようなんて人がいないと思う。誰もがお互いに限界まで戦うものだと思う」

「僕にとって重要なのはスチュワードがどう考えるかということだけだ。自分がハードに攻めていることはわかっている。スチュワードが問題なしと言いというなら、それは問題ないということだ」

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カテゴリー: F1 / ケビン・マグヌッセン / ハースF1チーム