小林可夢偉 最終戦にむけて「これなら戦える」 / スーパーフォーミュラ
小林可夢偉が、スーパーフォーミュラ 第6戦 SUGOのレース週末を振り返った。
今大会からSUNOCO TEAM LE MANSには頼れる助っ人が加入した。SUPER GTで監督を務めている脇阪寿一が、コーチとしてスーパーフォーミュラにも力を貸すことになった。
土曜午前のフリー走行では3番手タイムをマークした小林可夢偉。ところが予選では信じられないような不運に2度も見舞われてしまう。コースインしようとした小林可夢偉のマシンに、2度までも他チームのマシンが接触した(2度とも相手側にペナルティ)。フロントウイングに破損を抱えてのアタックを強いられては、完璧な走りは不可能。不本意なかたちのQ1落ちで15位で終えた。
カーティケヤンのグリッドダウンにより、小林可夢偉は14番グリッドへとひとつ繰り上がって決勝スタートを迎えた。そして素晴らしいスタートダッシュを見せ、オープニングラップ終了の順位は4ポジションアップの10番手となる。
他車のピットイン等により、17周目の時点で4番手へ。その後、アクシデントによるセーフティカーの導入があった際に給油ピットインを実施、隊列走行に戻った段階での小林可夢偉のポジションは入賞圏内の7番手に。22周終了でのレース再開時、6番手の41号車にパッシングを仕掛けるが、残念ながらこれは成功せず、11番手へと後退。この時の影響か、その後タイヤに変調が出て小林可夢偉は徐々にポジションを下げる。そこで最終戦へのデータ取りの意味も含めて44周目にタイヤ交換を敢行。17位まで下がるも、ベストラップでは全体2番目、優勝車に次ぐタイムを記録して見せた。
小林可夢偉
「今回は走り出しの状態こそそれほど良いとはいえませんでしたが、金曜と土曜朝の走行でだいぶ良くなっていって、Q3進出も見えてきてはいました。ところが残念なことに、予選でああいう不運なアクシデントに巻き込まれてしまいました。決勝ではスタートも良かったですし、いい兆しが見えてきていますので、最終戦鈴鹿ではそろそろいける、そう感じています」
脇阪寿一 (ヘッドコーチ)「アクシデント的な要素でスターティンググリッドが2人とも後方になり、ポイントを獲得することはできませんでしたが、速さはどちらもありました。チームとしては何事もなくきちんとレースを戦うことができた、そういう決勝日にもなり、これは今週末、スタッフのみんなが常にコミュニケーションをしっかり取りながら頑張ってきた成果だと思っています。小林は終盤、鈴鹿に向けてのデータを得る意味もあってタイヤ交換をしたわけですが、マシンを降りた後の彼は明るい表情で、『これなら戦えます』ということを言ってくれました。今季これまでとは違うフィーリングが出てきているんだと思います」
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / スーパーフォーミュラ
今大会からSUNOCO TEAM LE MANSには頼れる助っ人が加入した。SUPER GTで監督を務めている脇阪寿一が、コーチとしてスーパーフォーミュラにも力を貸すことになった。
土曜午前のフリー走行では3番手タイムをマークした小林可夢偉。ところが予選では信じられないような不運に2度も見舞われてしまう。コースインしようとした小林可夢偉のマシンに、2度までも他チームのマシンが接触した(2度とも相手側にペナルティ)。フロントウイングに破損を抱えてのアタックを強いられては、完璧な走りは不可能。不本意なかたちのQ1落ちで15位で終えた。
カーティケヤンのグリッドダウンにより、小林可夢偉は14番グリッドへとひとつ繰り上がって決勝スタートを迎えた。そして素晴らしいスタートダッシュを見せ、オープニングラップ終了の順位は4ポジションアップの10番手となる。
他車のピットイン等により、17周目の時点で4番手へ。その後、アクシデントによるセーフティカーの導入があった際に給油ピットインを実施、隊列走行に戻った段階での小林可夢偉のポジションは入賞圏内の7番手に。22周終了でのレース再開時、6番手の41号車にパッシングを仕掛けるが、残念ながらこれは成功せず、11番手へと後退。この時の影響か、その後タイヤに変調が出て小林可夢偉は徐々にポジションを下げる。そこで最終戦へのデータ取りの意味も含めて44周目にタイヤ交換を敢行。17位まで下がるも、ベストラップでは全体2番目、優勝車に次ぐタイムを記録して見せた。
小林可夢偉
「今回は走り出しの状態こそそれほど良いとはいえませんでしたが、金曜と土曜朝の走行でだいぶ良くなっていって、Q3進出も見えてきてはいました。ところが残念なことに、予選でああいう不運なアクシデントに巻き込まれてしまいました。決勝ではスタートも良かったですし、いい兆しが見えてきていますので、最終戦鈴鹿ではそろそろいける、そう感じています」
脇阪寿一 (ヘッドコーチ)「アクシデント的な要素でスターティンググリッドが2人とも後方になり、ポイントを獲得することはできませんでしたが、速さはどちらもありました。チームとしては何事もなくきちんとレースを戦うことができた、そういう決勝日にもなり、これは今週末、スタッフのみんなが常にコミュニケーションをしっかり取りながら頑張ってきた成果だと思っています。小林は終盤、鈴鹿に向けてのデータを得る意味もあってタイヤ交換をしたわけですが、マシンを降りた後の彼は明るい表情で、『これなら戦えます』ということを言ってくれました。今季これまでとは違うフィーリングが出てきているんだと思います」
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / スーパーフォーミュラ