小林可夢偉、ザウバーF1時代に「アロンソを抜いてフェラーリを怒らせた」
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2021年にザウバーに所属していた小林可夢偉は、F1日本GPで初表彰台を獲得するなど、パフォーマンス的に乗りに乗っていた。
Beyond The Grid の最新エピソードで最も記憶に残る瞬間について質問された小林可夢偉は、2012年の最終戦ブラジルGPでフェルナンド・アロンソを抜いたときだと語った。
当時、フェルナンド・アロンソはフェラーリでタイトルを争っており、フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリからザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンにアロンソを先に行かせるように連絡が入ったという。
「オーバーテイクしてすぐにステファノ・ドメニカリから速攻でモニシャに『何をしてくれるんだ?』とメッセージが入りました」と小林可夢偉はコメント。
それはザウバーがフェラーリのF1エンジンを使用していたからかと質問された小林可夢偉は「そうですね。それに彼(アロンソ)はチャンピオンシップがかかっていましたからね」と答えた。
最終的にフェルナンド・アロンソは2位でフィニッシュしたが、6位でフィニッシュしたセバスチャン・ベッテルに3ポイント届かず、ランキング2位でタイトルを逃した。
この年でザウバーのシートを喪失した小林可夢偉だったが、決してフェラーリとの関係が悪くなったわけではなく、2013年にテストドライバーとしてフェラーリに加入している。
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / スクーデリア・フェラーリ / ザウバーF1チーム