リアム・ローソン 角田裕毅のレッドブルF1での苦戦に「救いを感じている」
リアム・ローソンは、自身がレッドブルから降格された後に角田裕毅が苦戦しているのを見て、多少なりとも“安堵”している可能性があることをほのめかした。

ローソンは2025年にセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルに昇格したものの、開幕2戦のみで再びレーシングブルズへ送り返された。彼はその間、一度もオーストラリアのアルバート・パークや中国の上海インターナショナルサーキットを走った経験がなかった。

角田裕毅がレッドブルのコンストラクターズ選手権争いに貢献することが期待されていたが、ここまで10戦と1回のスプリントを経て獲得したポイントはわずか7点。最高成績はマイアミのスプリントでの6位だったが、これは複数のペナルティによる繰り上がりによるものだった。

レッドブルは2019年以降、マックス・フェルスタッペンの隣のセカンドシートにおいて一貫して苦戦を強いられており、ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、そしてローソンといったドライバーたちが入れ替わり立ち替わり起用されたが、ガスリーとローソンはシーズン途中でチームを去る形となった。

オーストリアGPでは、ローソンが6位でフィニッシュして8ポイントを獲得し、角田裕毅がレッドブルでこれまでに稼いだ総得点を上回った。元チームメイトの苦戦について問われたローソンは、内心では多少の“救い”を感じていることを認めている。

「もしかしたら、そうかもしれない」とローソンはSky Sports F1に語った。「同時に、僕は2戦しか走っていなくて、正直なところその間にマシンを完全に掌握することはできなかった。だから、それがどうだったのかは分からない」

「かなり厳しい週末が続いたし、僕はF1キャリアを通じてレッドブル・レーシングに辿り着くために努力してきた。でも開幕から本当に難しいスタートになった」

「それでも、チームの全員──男の子も女の子も含めて──が僕のためにマシンに慣れさせようと多くの仕事をしてくれたことにすごく誇りを感じているし、今は本当にいい感触を得られているよ」

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カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / レッドブル・レーシング / 角田裕毅