アルピーヌF1降格のドゥーハンが胸中告白「夢は叶ったが今はつらい」
ジャック・ドゥーハンは、アルピーヌF1チームのレースシートから外れ、リザーブドライバーへ降格することになったことについて、この機会を与えてくれたチームに感謝の意を示す一方で、「受け入れるのが難しい」と率直な思いを明かした。

今年1月にリザーブドライバーとして起用されて以来、フランコ・コラピントが実戦のチャンスを得るのではないかという憶測が絶えなかったが、アルピーヌは水曜日、元ウィリアムズ所属のコラピントを次戦エミリア・ロマーニャGPから5戦にわたり起用すると正式発表。ドゥーハンに代わってレースシートを務める。

ドゥーハンはこれまでにアルピーヌから7戦に出走し、直近のマイアミGPでは初めてチームメイトのピエール・ガスリーを予選で上回っていた。

「F1ドライバーになるという生涯の夢を叶えられたことを誇りに思っているし、それを実現させてくれたチームには一生感謝する」とドゥーハン。

「もちろん、今回の決定は受け入れるのが難しい。プロのドライバーとして、レースに出たいという気持ちは当然だからね」

「とはいえ、チームが僕を信頼し、支えてくれていることは理解している。僕たちには長期的な目標があり、その達成に向けてこれからも全力を尽くすつもりだ。今は頭を下げて努力を続け、次の5レースを注視しながら、自分自身の目標も追いかけていく」

アルピーヌは、7月のイギリスGPに向けて新たなドライバー評価を実施するとしており、このシルバーストンでのレースはオーストリアとの2連戦の後半戦にあたる。

ドゥーハンの今季最高位は中国GPでの13位。開幕戦となった母国オーストラリアGPと直近のマイアミGPではいずれもリタイアしており、後者はレース序盤にリアム・ローソンとの接触が原因だった。

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カテゴリー: F1 / ジャック・ドゥーハン / アルピーヌF1チーム