2024年F1 イタリアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想
2024年F1 イタリアGP決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

ピレリは、モンツァ・サーキットにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)というレンジで最も硬いコンパウンドをノミネートしている。決勝がドライな場合、2種類のコンパンドを使うことが義務付けられる。

C5は予選用タイヤと考えられており、53周の決勝レースでは出番はないと考えられている。

モンツァのピットレーンはタイムロスが大きいため、主流はC3(ハード)とC4(ミディアム)の1ストップとなると予想されている。しかし、今大会にむけて路面が再舗装されたモンツァ・サーキットではデグラデーションが未知数であり、ミディアム‐ハード‐ハードの2ストップというオプションも残せる。

そのような状況になった場合、ハードを1セットしか残していない角田裕毅(RB)にとっては不利かもしれない。

2024年F1 イタリアGP 決勝 タイヤ戦略タイヤ戦略

2024年F1 イタリアGP 決勝 持ちタイヤ数持ちタイヤ数

2024年F1 イタリアグランプリ タイヤパフォーマンス差各コンパウンドのパフォーマンス差

マリオ・イゾラ(ピレリ モータースポーツディレクター)
「気温はレースで重要な役割を果たす。日曜日のコンディションは土曜日と似たものになると予想されており、チームやドライバーにとってタイヤマネジメントの面では決して有利にはならない。グレイニングも要因になる可能性があり、2ストップ戦略の可能性が開かれる。そのため、ニュートラル化が発生した場合に追加のオプションを確保すること以外に、角田裕毅を除くすべてのドライバーがレース用にハードタイヤを2セット保持することを選択した」

「モンツァのピットレーンは非常に長いため、通常は1ストップがほぼ必須だ。そのため、C4とC3を1セットずつ使用し、20周目から26周目の間に停止する戦略が最も速くなる。ただし、最初のスティントを長く実行することを考えている人は、逆の使い方で、26周目から32周目の間にストップできる。ただし、今年はミディアム1セットとハード2セットを走行する2ストップを排除することはできない。正直に言うと、全員が1ストップで走行し、特に各スティントの最初の数周でタイヤを管理して過度のストレスを避けようとする一方で、ハードタイヤを2セット持っているおかげでプランBが用意されていることも認識していると思う」


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カテゴリー: F1 / F1イタリアGP / ピレリ