アイザック・ハジャー F1スペインGP予選「Q1敗退も覚悟していた」
2025年F1スペインGP予選で、レーシングブルズは両ドライバーが堅実なパフォーマンスを披露した。アイザック・ハジャーが再びQ3進出を果たし9番手を獲得。リアム・ローソンも混戦の中で善戦し、13番手に食い込んだ。

チームは最終プラクティスで2台ともトップ10に入っており、予選に向けて好調ぶりを維持していた。ハジャーは新品タイヤが尽きていたためQ3でのアタックは1回のみだったが、それでも堂々のシングルグリッド。

ローソンもQ2で力強いラップを刻んだが、わずかな差でQ3進出を逃した。決勝では両者ともポイント争いが期待される。

ハジャーは予選後、「今日の結果には本当に満足している。再びQ3に進出できてすごく嬉しいし、これはほとんどベストに近い結果だったと思う。一時はQ1を突破できるかすら心配だったから、僕たちの仕事には誇りを持っていいと思う」とコメント。

「マシンのフィーリングは良くて、周回を重ねるごとにどんどん良くなっていった。適切なタイミングで正しい変更を加えることができて、すべてがうまく噛み合った」

「明日に向けてもポジティブな感触がある。最終的には純粋なペースと、1ストップにするか2ストップにするかの戦略マネジメントにかかってくると思う。スタートを決められれば、ポイント争いに加わることができると確信している」

アイザック・ハジャー スペインGP F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

一方、ローソンはわずかにQ3進出を逃したが、マシンの仕上がりには手応えを感じており、決勝でのポイント獲得を視野に入れている。

「予選の出だしは良かったし、セッションを通してずっとバランスを探っていたけど、スピードはしっかりあった。マシンの感触もとても良かったし、Q2の最後のラップは素晴らしい出来だったと感じていた」

「だからこそ、明日に向けてその内容をチームと一緒にしっかり見直すつもりだ。今回の週末で初めて、マシンにスピードが足りないと感じたセッションだったからね」

「ここはオーバーテイクのチャンスもあるサーキットだから、いつもどおりポイントを目指してプッシュしていくよ」

チームの副テクニカルディレクターであるアンドレア・ランディは、今回の予選結果をマシン開発の重要な指標と捉えている。

「バルセロナは、シーズン中で初めてマシン性能について本格的な答えが得られる場所だ。予選セッションでは、ダウンフォースやドラッグ、空力効率、バランス、風への感度など、あらゆる要素が問われる。ここはタイヤにも非常に厳しい。つまり、非常に興味深い一日だった」

「金曜の走行を経て、現地のチームとファクトリーが連携してデータを解析し、いくつかのテスト項目を今日のために準備した。それらが、もともと悪くなかったベースセットアップにさらに精度を与えてくれた」

「今日の結果には満足している。アイザックはP9でQ3に進み、P8まではたった0.050秒差だった。リアムも良いパフォーマンスを見せたが、わずかな差でQ3進出はならなかった。明日は長いレースになるだろうし、タイヤマネジメントが成功の鍵になる」

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カテゴリー: F1 / アイザック・ハジャー / F1スペインGP / ビザ・キャッシュアップRB