キャデラックF1 カナダGPで進歩示すも無得点 ペレスはサスペンション破損

チームは2台ともインターミディエイトタイヤでスタートする戦略を選択したが、路面は想定以上に早く乾き、序盤から苦しい展開に。ボッタスはピットレーン速度違反のペナルティも受け、ペレスは追い上げを見せていたなかでサスペンショントラブルによりレースを終えることになった。
グレアム・ロードン「今季もっとも競争力のある週末だった」
チーム代表のグレアム・ロードンは、結果以上に内容面での前進を強調した。
「厳しいレースであっても、有益な学びを得られることはあるし、それが今週末から持ち帰れるものだ。全体として、今季ここまでで最も競争力のある週末だった」
「さらなるアップグレードを投入し、パフォーマンス面でももう一歩前進できた。実際にミッドフィールドのペースで戦うこともできていた。オペレーション面で改善すべき点があることも理解しているが、我々が行っていることはすべて初めての経験だ」
「ヨーロッパラウンドに向けて、その課題には対処していく。モナコはこれまでとはまったく異なる挑戦になるので、しっかり振り返り、立て直し、さらに強くなって戻ってきたい」
ペレス「大きな前進を感じている」
セルジオ・ペレスは、リタイアこそ喫したものの、マシンの進歩を実感していると語った。
「順調だったよ。もちろんスタート時のインターミディエイト選択は間違っていたが、どちらへ行くかは50対50だった」
「そこから挽回して争いに加わり、エステバンと戦い、ハースを抜いた後は良いペースもあった。だが残念ながらサスペンションにトラブルが起きてリタイアせざるを得なかった」
「それでも、この週末はシーズン開幕以来もっとも競争力のある週末だったし、大きな前進を果たせた。ポジティブな要素はたくさんある。あとはオペレーション面を整理し、進歩を結果につなげていくだけだ」
ボッタス「少しずつ前進している」
バルテリ・ボッタスは、依然として課題は多いと認めつつも、チームの成長を強調した。
「長くて厳しい1日だった。バランスに本当に苦しんだ。レースを通してオーバーステアをまったく改善できず、それが最大の問題だったし、調査する必要がある」
「結果だけを見ると、進歩があまり見えないこともあるかもしれないが、改善しているのはクルマのペースだけではない。僕たちはあらゆる面で前進を続けている」
「少しずつだが確実に前へ進んでいるし、時間がかかることは最初から分かっていた。次のレースは2週間後なので、さらに一歩前進できることを願っている」
キャデラックF1は結果こそ無得点に終わったが、チーム首脳陣とドライバーの双方が“今季最高の競争力”を口にした週末となった。アップグレードによる前進も見え始めており、低速コースのモナコGPでさらなる改善を示せるかが注目される。
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