インディカー・シリーズ ポコノ・レースウェイ 佐藤琢磨
2017年 インディカー・シリーズ 第14戦 ポコノの予選が19日(土)にポコン・ポコノ・レースウェイで行われ、佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)がポールポジションを獲得した。

“トリッキー・トライアングル”というニックネームがつけられる三角形のオーバルコースであるポコノ・レースウェイ。3つのコーナーはどれも異なる半径で、コーナーにつけられたバンクも1つずつ異なり、3本のストレートも長さが1本ごとに違う独特なコース。

予選前に行われたフリー走行では、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)、エド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)がクラッシュする荒れた展開となり、エド・カーペンターは車検に間に合わず予選に出走できなかった。

オーバルトラックでの予選は、各車が2周を連続して走行し、その平均速度をもとにグリッドを決定する。

予選でも18番目に出走したランキング2位につけるエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)がクラッシュ。さらに佐藤琢磨の直前の21番目に走行したライハン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)がクラッシュする波乱の展開。

マシンを撤去する間、アンドレッティ・オートスポーツはデータを検証してセッティングを変更。最後の走行となった佐藤琢磨は、ハンターレインの事故でナーバスになったことを認めつつも、チームメイトのアレキサンダー・ロッシがコックピットまでアドバイスをするなどチームプレイを見せ、1周目に予選での最速スピードとなる220.045mphを記録。2周目も219.235mphをマークし、平均219.639mphを記録して、第8戦デトロイトに次ぐ今シーズン2度目、通算7回目のポールポジションを獲得した。

今大会、佐藤琢磨はインディ500でスポンサーを務めたルーオフ・ホーム・モーゲージのオンライン部門である『エクスペダイト・ホーム・ローン』の水色のカラーリングを施したマシンとレーシングスーツで挑んでいる。優勝を飾ったインディ500と同じ500マイルのオーバルレースで佐藤琢磨は今季2勝目を目指す。

インディカー 第14戦 ポコノ・レースウェイ 予選ハイライト

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カテゴリー: F1 / インディカー